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群馬県にいる祖父に、毎月
盆栽の雑誌を贈っています(*´꒳`*)
仕事で渋川市まで行けない時には
手紙を添えて、送っているのですが
やっぱり会いに行き、届けたいです
老人ホームに入居している祖父に
少しでも四季を感じて欲しいので
便せんを秋色にしてみました♬
あなたは、どこで秋を実感しますか?
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例えば
あなたが炎天下の中で、
ディズニーのアトラクションに乗りたくて
長時間、並んでいたとします
そこへ横入りしてきた団体がいたら
どうしますか?
私はディズニーのような人混みが
苦手なのですが
子どもたちが大好きなので
ついて行っています
今回の騒動は、アトラクションよりも
はるかに面白かったので
綴りたいと思いました
あなたの感想も、
こっそり聞かせて欲しいのです
私たち家族の前に、
母子が並んでいました
中学生くらいの娘さんの話に
相づちを打ちながら
柔らかな表情で、そのお母さんは
傾聴をしていました
ではわかり易いように
この女性を、サラダさんと呼びましょう
このアトラクションの行列は、
あと約45分待ちでした
やっと半ばまで進んでいた、その時です
サラダさん親子の前に並んでいた団体さんたちが、ごっそりと抜けました
サラダさんがつめようとした時に、
横から見知らぬ3人が入って来ました
つばの広い女優帽を目深にかぶった
金髪の老婆と
それぞれ自分のDSに夢中な、
小学生の女児と男児
「とりあえず、ここにいて。今呼ぶから」
私は地獄耳なので、老婆がDSキッズたちにそう言ったのが聞こえました
横入りされた瞬間のサラダさんと、
その娘さんは
ピタッと固まってしまいました
動作も、
表情も
そして、サラダさんの真後ろにいた私に
助けを求める目で見つめてきました
私はそっと耳元で
「横入りですよね」
と彼女にささやきました
サラダさんは私に共感をしてもらえて
安堵の笑みをこぼし、急に大きな声で
「やっぱりそうですよね!
前に並んでいた人たちの知り合いなのかと思って、すぐに言えなかったのですけれども」
私は、微笑みます
本来であれば、横入りされた瞬間に
老婆へ声掛けが出来たのなら良かったのかもしれませんが
サラダさんは、そのタイミングを逃し
悔しそうでした
時間が経つにつれて、彼女の怒りはヒートアップしていき、私に愚痴を語り始めたのです
もちろん、その気持ちはよく解りますから
傾聴していました
「やっぱり嫌なので、言います!」
サラダさんはそう言って、すぐに
老婆に訴えていました
感情的に訴える、サラダさん
面白がって見ている、観客
老婆は、この言葉を繰り返すだけでした
「最初から、並んでいました」
逃げ道をふさがれた感覚になったのでしょうか
最後尾からずっと並んでいた、
サラダさん親子と
私たち毛深い家には
呆れてしまう一言でした
そこで、私は理詰めで
質問だけをしました
「キャスト(従業員)さんを
呼びましょうか?」
「ご一緒されているお孫さんたちに、
こういう所を見せて
いいのですか?」
「私たちは、最後尾からずっと
並んでいたのですが
あなたをお見かけしていなかったので
証拠を見せて頂けませんか?」
感情的に訴えるサラダさんとは
対照的かもしれませんが
この横入りは、老婆ご自身の問題
なので、私は質問に徹しました
特徴的だったのが
老婆は、サラダさんへの返答には
「最初から、並んでいました」
その一点張り
しかし、私への返答には
「いや、それは困ります」
と動揺をされていたのでした
野次馬さんも興味津々で
このやり取りを見ていました
そのタイミングで、
老婆の娘さんでしょうか?
DSキッズたちが
「お母さん、どこへ行っていたの」
と言っていましたが
老婆とおそろいの女優帽に
サングラスの女性が
合流してきました
すると老婆は
「私たちが横入りしたって、言ってくるの」
と味方が来て、心強くなったのか
強気でこちらへ視線を投げてきたのです
あなたが、サラダさんの立場だったら
どうしますか?
サラダさんは老婆に、
怒りをぶつけたら
何だかスッキリされたご様子で
「もう、楽しみましょう!」
と私に笑顔で言いました
「そうですよ、ここは
夢の国でしょ?」
そう言って、二人で笑いあいました
結局、アトラクションまで
みんな一緒に乗ることになりましたが
私はそれが、面白かったのです
人工的に作られた夢の国よりも
こういう、人間臭い出会いを経験出来たほうが、何倍も楽しかったからです
アトラクションの出口で
サラダさんが
「お名前も知らないかたでしたが、
あなたに出会えて良かったです
どうも、有難うございました!」
色々聞かれましたが
こういう時の私は
いつも
「ただの人妻です」
の一点張り
そして笑顔で
「この後も、どうか楽しんで下さいね!
こちらこそ、有難うございました」
と見送りました
帰宅後、インターネットで
「ディズニー 横入り」
と検索すると
沢山ヒットして、苦笑いをしました
やっぱり、人間って面白いですね