【後編】2つの修羅場 | 市川潤子の 子育てというよりも【子供に育ててもらっているな】ブログ

「2つの修羅場」前編は、こちら~♪
http://ameblo.jp/jiritujuku/entry-12120690282.html

おっさんコールの中
人妻、疑問を抱いていた


教えていないのに、
「おっさん」という言葉を
ゆっきんは
どこで覚えてきたのかと


そんな事を考える、ランチタイム・・・


ワンダフル幼稚園のお誕生日会は、
園長の粋な計らいで
園児たちと共に
お給食も父兄が頂けるのです


すっぽん組の教室に戻ると、
おっさんトークが効いたのか
園児のみんなが
人妻に絡んできてくれました


大好きな担任の大御所先生が
ゆっきんのいる4人のグループで
給食をと案内して下さったのです


おっさんトークで
無駄に体力を消費したのか
お腹が減った、人妻


すっぽん全員:「いただきま~す♪」

カレー!
サラダ!
チーズワッフル!


ワクワクしながら
サラダから食べようとすると・・・


Aちゃん:「名前、何っていうの?自分」
人妻:「あ、はい!潤子と申します!」

テーブルの女児御一行様に
ご挨拶を申し遅れた、人妻の大失態


こちらをチラ見して

Bちゃん:「アンパンマンの箸箱だ。好きなの?」
人妻:「あ、はい!ゆっきんの兄の使っていた物です!」


※これは6歳の女児御一行様と、
36歳人妻の会話です※


ここで、悲劇の幕が開けた



(・・・・!?)


人妻の一番嫌いな食べ物が
一番、
一番、嫌いな食べ物が

サラダから、ひょっこり顔を出していたんだ



結論から言いたい



ぶどうは、生が良い
ぶどうは、干してはならぬ
ぶどうは、ありのままでいい



そう言えば
行事の度に、園長先生が
みんなに挨拶でこう言っていた


「好ききらいしないで、
何でも食べましょうね」


ワンダフル幼稚園の
ワンダフルなお友達は
みんな、
「はーーーーーい!」
と言っていた



園長先生の顔と
「好ききらいしないで、
何でも食べましょうね」が
頭の中で、鬼リピートされた



(潤子、何をやっているのだ
涼しい顔をして、早く食べるのだ
女児御一行様たちに悟られてはならない)



Bちゃん:「何?ほしぶどう嫌いなの?」


ごめんなさい!
園長先生ええええええーーーーー!!



人妻:「うん・・・」
A・Cちゃん・ゆっきん:「私も!」


ため息をついた、Bちゃん


Aちゃん:
「じゃあ、私が一番に食べてあげるから
ついて来て!」

特攻隊長のAちゃんが、先陣をきった


Aちゃんが
苦しそうな顔をして
干しぶどうと闘っていた


動揺している人妻に

Bちゃん:「大丈夫!
アンパンマンが、いるでしょ!」

箸箱を、差し出した


そうだ!アンパンマン、優しい君は!
行け、みんなの夢
守るため!!


勇気、りんりんになるしか
選択肢は、なかった


Aちゃん:「じゃあさ、
3・2・1!って
掛け声かけてあげるから
それで食べて!!」


人妻:「・・・わかった」


そして
愛するゆっきんの目を
しっかりと見て
人妻1つ、うなずいた



「3!2!!1!!!」
なぜか、すっぽん組の
みんなの大きな掛け声



くにゅ・・・


かんで、飲み込んだ


「やったあああああああ!!」


拍手喝采
顔、真っ赤


すると!!


Bちゃん:「うわあ!まだ干しぶどうある!」



2度ある修羅場は、
3度ある


人妻のサラダの中には
干しぶどうが、
3つも入っていた


先陣をきった特攻隊長Aちゃんが
「お茶で、飲んじゃいなよ」
と、人妻に【逃げ道】を
作ってくれた



(Aちゃん・・・
あなたは、女の鑑だよ

世の中の女性は、男性にも
逃げ道を作ってあげられる
心の広さをもっていないとなんだ・・・)



お言葉に甘え、残り2個は
遠慮なく飲み込んだ




「また来てね」
「楽しかった」
「面白かったね」

女児御一行様から
身に余るお言葉を頂き
お別れには・・・


すっぽん組のみんなが
腕を屋根にして
アーチを作ってくれて
そこをくぐって、
お別れをしたよ



最後はお別れが
とっても寂しかったです!



大人になると、
我慢の連続ですが
この日は6歳に
タイムスリップした気分でした(笑)



あなたは、嫌いな食べ物を
出されたら
どうしますか?



これからも、
ワクワクを探しに
行こうーーー!!