「自分らしく生きるって何?もう疲れた。
人間らしく生きたらいい」
ある芸能人のつぶやきがXに流れてきた。
私はとっさに「ん?」と疑問に思った。
私の中で
自分らしいと、人間らしいの違いがわからなかったからだ
でも、そのつぶやきに共感している人がたくさんいた。
わたしもです!自分らしさを探すの疲れました
自分らしさの意味が分からなくて悩んでました。わからなくていいんですね!
そんなに自分らしさって必要なんですかね?
自分らしく生きる
赤ちゃんの頃は誰にもできていたはずなのに
大人になるにつれて、なんでできなくなってくるのだろう?
それは、自分のこころをいつのまにか、無視するようになってくるから
だと、私は思う。
私も、ヨーガに出会うまでは、自分の心と向き合ったことなんて一度もなかった。
当たり前のように、周りに合わせていた。
でも、それが我慢しているとも、無理をしているのも全く思っていなくて
それなりに、いや、結構幸せだと思っていた。
でも今思えば、予兆はあった。
年に1度は、誰ともかかわりたくなくなって、シャットダウンする時期があり(自分では冬眠モードといっていた)
友達の連絡先を全部消したりすることもよくあった。
まわりからはそれが「わたし」と受け入れてもらっていたから、特にそれで困ったことはなかった。
でも今はわかる。
そのときの生き方は「私らしくなかった」と言える
以前の方が、たくさんの友達に囲まれ、予定もパンパンで、仕事も忙しくしていてお金もあった。
今は、本当に気を許せる数人との交流しかないし、予定もつまっていないし、お金もそこまでない。
でも、完全に、今の方が「私らしい」と言える。
本当は、大人数の集まりは好きじゃないし、女子会とかもしなくていい。
過去の思い出にとらわれすぎるのも苦手だ。浅く広く、じゃなくて狭くて超深い。が大好き。
愛が重くて、うっとうしくて、あつくるしいのが、自分。
でも、そんな今の自分が私はすき。
ヨーガでは、とことん「じぶん」と向き合う。
毎朝の練習では、今日の自分がわかる。
今日は呼吸が浅いな、今日はここが固いな、今日は集中できるな、今日はざわざわするな。
毎日同じ練習をするからこそ、違いがわかってくる。
そして、
こうしたら苦しくないな、この動かし方なら痛くないな、こうすれば落ち着くな
今日の自分の「取り扱い方」を見つけることができる。
ただ、ポーズを取っているだけなのに、いつのまにか、「自分」と向き合うことができるようになっている。
繰り返し、ヨーガの練習をやっていると
実は日常でも、できるようになってくるのです。
どうやったら、自分の居心地が良くなるか、自然と選ぶことができるようになってくるのです。
そうしたら、
自分らしさなんて考えなくても、自分らしく、人間らしく、生きられるようになってくる。
自分らしさとは何だろう?
そう思っていま悩んでいる人はぜひ、ヨーガをはじめてほしい。
そんな思った日なのでした。