乳がん発覚と手術までの備忘録 その3-術前検査 | ゆらぎ世代のからだケアサークル「aile(エイル)」主宰 カレンのブログ

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40代からの更年期前後のカラダやココロのゆらぎを一緒に調えていきましょう。

こんにちは。 自力整体ナビゲーター(自力整体/東京教室)のカレンです。

 

今日も「乳がん発覚と手術までの備忘録-その2」の続きです。

(読み返したらまたまた長文になってました。汗)

 

ホームで歩きながらスマホを取り出すと

「山王病院」という着信表示があったので

電話に出ると主治医からでした。

「あ、○○さん?」

「はい、そうです。」

「山王病院の○○です。

  あのね、この間の結果、

 出たんだけど、乳がんだったよ。

 それでね、今日これから病院に来れる?」

「え、あ、今日は今、ちょうど会社の駅に

 到着したところで。ちょっと難しいです。」

「そう、じゃぁ水曜日は?早いほうがいいでしょう?」

「そうですね、では水曜で調整します。」

「(診察前の)8時半に来れる?」

「はい、行きます。」

「じゃぁ、待ってるからね。」

「はい。」

 

電話を切ってから、

え?え?今、何で言った?

ガンって言ったよね?と

頭の中をぐるぐると「ガン確定」の

ゴシック体の文字が

何度も浮かび上がってくる感じ。

その日は普通の顔をしながら

この先、どうなっていくのだろうという

不安の中、仕事を終えて帰宅したものの

最初の予約よりも2週間以上早く

だいぶ前倒しでの診察予定となったので

相当悪い進行したガンなのかも、と

翌朝の診察まで気が気ではなかったです。

ネットで乳ガンの検索をしまくっていました。

 

診察当日も、いつものルーティンは

崩さないようにしようと

翌朝も青山一丁目駅ビルのドトールで

モーニングをとってから診察に向かいました。

(ドトールのいつも座る席の目の前の

  植栽は造花だったのですが

  よくできてるなぁ、と思わずパシャリ)

 

診察室に入ると、さっそく検査結果を

見せてもらいつつの説明が始まり、

 

・幸いにも現時点の所見では

「非浸潤」といって、ごく初期の段階

・おそらく転移はしていないと思う

・悪いもはとってしまいましょう

 

・・・と話され。

「それでいいかな?」

「あ、え、はい。」

 

そして、壁に掛けられたカレンダーを見ながら

16日に入院して、17日に手術、

13日にPCR検査受けて、なので

今日中に術前検診を受けて、と決定。

看護婦さんがあちこちに電話をかけたり

先生がモニターで各所の検査予約を

登録しているのを見ながら

その仕事の早さに感心

(ここでもどこか他人事というか

 いつもの確認欲が出てきている感じです。)

 

一通りの予約が終わったようで

看護婦さんに付箋を渡され、

そこには検査の順番がズラッと書かれていました。

「検査が終わったら、入院手続きがあるので

  そちらで説明を受けてね。あそこにあるから。

  それと、入院の時に必要になる

胸帯とT字帯は、7階にある売店で

今日、忘れないように買ってから

帰ると良いかも。入院してからだと

バタバタしてて買い忘れちゃうことがあるから。」

 

・・・とアドバイスされました。

 

「大丈夫?急にガンだなんて言われて

  まだびっくりしてるわよね。」

「はい、なんかまだ、自分ごとに捉えられて

  いない感じです。。」

「私は○○っていいます。外来にいるので

  何かあったらいつでも言ってくださいね。」

と言われて

「はい。」

「手術で終わりではなくて、そこから

治療が続くので」とも。

あれ?ガンを取って終わりじゃないの?と

またまた私が考えていたことを

あっさり覆されました。

(この後も、こんな風に

私の想像を上回る事柄が続きました。)

 

この日の検査の内容は

 

採血、採尿、

肺機能検査(肺活量とフローボリューム)、

心電図、胸から骨盤までのCT撮影、

胸部レントゲン検査

 

・・・です。

全身麻酔をかけるので、

肺活量なども調べる必要があるのだとか。

 

一通りの検査は、スムーズに

流れ作業のごとく進み、その後に

入院手続きの窓口へ。

 

個室に通され、女性スタッフの方が

パンフレットを見せながら説明してくれます。

「当病院は部屋は全て個室で、

  このEタイプの予約ができますが

  それでよろしいですか?」と聞かれ

価格表を見てびっくり。

最低ランクのEですら、36000円なのです!

 

山王病院の病室案内

 

 

食事代は別途料金がかかること、

パジャマのレンタルは行っていないこと、

前開きのパジャマが必要になることなどを

説明されて、その後、「了承」のサインを

さまざまな資料に記入して、すでに頭はパンパン。

夏のボーナスが飛ぶなぁ、

前開きのパジャマを買いに行かなくちゃ、

などと思いつつ、忘れないうちに

胸帯とT字帯を病院の売店で購入し、

そのままその日は出社。

さっそく上長に手術の件を報告し、

この時に、乳ガン判定が出たことを伝えました。

僕から部長に伝えておくから、と言われ、

グループのメンバーには休みの件は

検査入院ということにしておこう、と

決まりました。

 

コロナウイルスの感染による

発熱ではないことを確認するため

その日の夜から入院日の朝まで

朝晩、体温を測るためのシートを渡されたので

まだ、よく事態が飲み込めないまま

その日最初の体温を測ってから眠りにつきました。

 

乳がん発覚と手術までの備忘録 その4-PCR検査」 に続きます。