入江杏さんのミシュカの森のイベントに来ています | 自力整体でココロもカラダもHappyに♪公認ナビゲーター カレンのブログ

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東京の港区(田町、浜松町)を中心に姿勢矯正や肩こり解消などに効果の高い「自力整体」をお伝えしている、公認ナビゲーター“カレン”のブログです。
40代からの更年期前後のカラダやココロのゆらぎを一緒に調えていきましょう。

こんにちは。 自力整体ナビゲーター(自力整体/東京教室)のカレンです。

今日は少し暖かな東京です。

今日は、2000年12月31日に起こった、
世田谷一家殺人事件の遺族である
入江杏さんが主宰している
「ミシュカの森」のイベントに来ています。

今回は「分人主義と今」というタイトルで
ゲストは作家の平野啓一郎さん
(福山雅治と石田ゆり子の映画にもなった
「マチネの終わりに」等の作家さん)。

未解決事件で、犯人が誰かがわからない中で
すでに20年。
加害者を憎むか、許すか、厳罰化か、更正か。
なによりも憎しみの連鎖を止めることが
大切なのだと話していました。



前半では入江さんが心に残ったという
いくつかの言葉が紹介されました。

「残酷な現実でも目を背けない、
向き合う勇気が与えられるように、
共に祈ってください」とローマ教皇に
お願いしたという
原発自主避難でいじめを受けた高校生。

「It's OK to grieve, It's OK to ask for help.」
ニュージーランドのアーダーン首相の
グリーフケアに関するメッセージ。
「悲しんでもいい、助けを求めてもいい」
悲しみの感情は悪いものではない、
表に出していい、と若い世代に伝えていること。

ゲストの平野啓一郎さんは
東日本大震災の被災者と
話をした際に
「SNSで書けばいいじゃないかと言われても
   当事者は、そのことの渦中にいるので
   言葉にすることができない。
  だから、準当事者である小説家によって
  言葉にしてほしい」と言われたとのこと。



椅子に座って、参加者を見ながら
原稿を見ずに語りかけてきます。
自分の家族を殺された遺族は
加害者を憎しむ気持ちがあるのが当たり前という風潮や
そのように思うことを遺族に強いること、
加害者を死刑にしたから一件落着!
・・・なんていうことではないのだ、と。

合間ではアンパンマンの話も。
「バイキンマンをアンパンチで排除する
アンパンマンって良くないと思う」と
話してきた8才の娘さんに
「パンとバイキンを擬人化して
物語にしたからだよ」と
真面目に回答してあげていたという
父親としての一面には
会場から笑いがおこっていました。

苦しい時、辛い時、その原因となっている
関わっている人とのそれぞれの割合
(ムカついたりイジワルをしてくる人との
分人関係の割合)を変えていける自由が
自分にはあるのだと気づくことで
自殺という方法を選ぶことから
冷静に立ち戻れるのではないかという話など。

会は満席に近く公表では200名の参加者と、
多くのスタッフと、そして報道陣とで
熱気に包まれています。