【麺屋 極鶏®︎鶏だく®︎ラーメン誕生までの長い道のり〜】 | 麺屋 極鶏®︎。 必死のパッチ日記

【麺屋 極鶏®︎鶏だく®︎ラーメン誕生までの長い道のり〜】


【麺屋 極鶏®︎鶏だく®︎ラーメンが誕生するまでの長い道のり〜】



僕は既存店と似たようなラーメン店を絶対出したくない!

他店のいいとこ取りをしたようなラーメン店も絶対に出したくない!

全国どこにも存在しないラーメンを作りたいと思い美容師から全くの未経験からラーメン店に25歳の時に転職しました。

(長男が生まれる2ヶ月前の非常に大変な時期でした。21歳で結婚をし当時の美容師の給料は13万円程で生活は非常に苦しかった。長男が生まれ次男が生まれても子育てらしい子育てを一切せず妻に全てを任せ非常に苦労をかけていました。今の世の中では批判されるでしょうが僕は親の背中を見て育ちましたので男(親父)は仕事で必ず結果を出す。その必死に頑張っている親の背中を子供が見て子供自身が何かを感じて欲しいと思っています。子供は2人とも20歳を越えているので後は子供達がどう感じ、どう言う人生を送りたいのかは子供自身が考える事だと思っています。

よく今の世の中では頑張っている過程が大事、結果が出せなくても頑張りを評価するという風潮がありますが僕自身(自分自身だけに対して)は過程や努力などは全く関係なく結果を出す事が全てだと思っています。)


ラーメン店に転職した当時は美味しいと評判のお店を食べ歩いては自宅で何度も何度も試作をしていました。

この当時の僕は自分が一体何をしたいのか、どんなラーメンが作りたいのかを24時間365日、本当にずっとずっと考え悩んでいました。

本当に悩みすぎて生きてるのか死んでるのか分からないような感覚で何年間もの間、日々過ごしていました。

それでも食べ歩いては試作を繰り返し何度試作をしても自分だけのラーメンが作れず試作の度に這い上がる事さえ困難な位どん底まで落ち込んでいました。

そんな精神状態のままでも何度も試作を繰り返している内にふと気がつきました。

こんな事を何度繰り返していても既存店の似たようなラーメンしか作れない。

他店のいいとこ取りをしたような

ラーメンを作っていても何も変わらない。

僕は、こんなラーメンを作る為にラーメン店に転職をしたんじゃない。

僕がこの世に存在したからこそ今までこの世に存在しなかったラーメンを作りお客様に食べて頂きたい!

お客様に、こんなラーメンは初めて!何これ!と驚いて楽しんで頂きたい!

近郊のお客様だけではなく全国から僕のラーメンを目指して食べに来てもらいたい!

結局、その事に気がつくまでは食べ歩いては他店の真似、他店のいいとこ取りをしようとしていただけでした。

その事に気づいてからは食べ歩きをする事を辞めました。

(ラーメンを食べないと言う事ではなく、それまでは繁盛店は勿論の事、新店が出来て気になったお店には必ず食べに行っていましたが、それを辞めました。当たり前ですがラーメンは凄く好きなので好みのラーメン店へは頻繁に食べに行きます。)


食べ歩きを辞めた事によって、ラーメン業界全体を俯瞰的に見る事ができ今の極鶏の鶏だくラーメンが僕の頭の中で何故なのか本当に分からないのですが突然思い浮かび、ボンヤリとですが全体像が出来上がりました。

本当に何故、現在店舗で提供させて頂いている鶏だくというラーメンが僕の頭の中に出てきたのか分からないのです。

恐らくもうこれ以上、悩めないくらい悩み、もがき苦しんでいたからこそ突然ふと思い浮かんだのだと思います。

その時、初めて諦めなくて良かった!

365日毎日ずっとずっと悩み考え苦しんでいて良かった!

10年間ゴールが見えない苦しみから逃げださなくて本当に良かった!

と思いました。 

ですから僕自身は、他店のいいとこ取りをして少しアレンジたようなラーメンや真似をしたようなラーメンが増えている現状にラーメン業界全体が衰退していってしまうのではないかと不安に思っています。

並大抵の努力で出来る事ではないですが、簡単に真似をするのではなく現時点で存在しない商品を作り出す努力をする事が非常に重要ではないかと思っています。

その結果、ラーメン業界全体のクオリティが上がりお客様に喜んでいただけてラーメン業界全体が盛り上がっていくのではないかと考えています。

*この考えは僕個人の想いですから他の方に強要したり否定したりする気もありませんし、しません。


既存店と似たようなラーメンしか作れない!

他店のいいとこ取りをして組み合わせたようなラーメンしか作れない!ようなら僕はラーメン店開業をしないと決めていました。

真似をしたようなラーメン店、他店のいいとこ取りをしたようなお店を出すという事を僕は自分自身の事を否定しているようで、虚しく情け無く惨めな感じがして絶対にしたくなかったし、出来なかったのです。

これは僕自身が決めたプライドです。

繰り返しになりますが他店様やこれからお店を出そうとされている方に僕自身が決めた同じプライドを強要したり否定したりするつもりも全くありません。

僕自身は出来ないし、したくないと思っているだけです。 


話しが少しズレますが、お店を経営し継続させ繁栄させる事は本当に大変で逃げ出したくなる時や弱音を吐きたくなる時が頻繁に僕を襲ってきます。

それでも今は多くのスタッフ達がいてくれ毎日本当に頑張ってくれているので絶対に逃げ出したりはしません。

僕(自分自身に対してだけ)は過程ではなく結果が全てだと思っているので必ず結果が出るまで諦める事はしません。

僕自身が弱気になった時に必ず自分に言い聞かせる言葉があります。

「上杉鷹山の「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」」

この言葉を何度自分に言い聞かせたか分からないくらい言い聞かせては自分を奮い立たせています。

(努力の過程は全くどうでもよくて結果が全て。結果が出ないという事は努力が足りないという事。

結果が出るまで諦めず結果が出たとしても、その結果の過程やレベルにもこだわる。

この考えは僕の生い立ちによるものなので仕方がないです。笑

この考えはスタッフ達にではなく僕自身に対してだけです。)


繁盛されてるお店の真似をしたり、いいとこ取りをしたりして自分で開業したお店が仮に繁盛したとしても僕は、そこに自分の存在意義を感じないし自分の存在を否定してるようで、そんな事は絶対できないし、したくありません。

(元勤務先・元修業先のオーナーや先輩または同業種の先輩の方々に許可を取ったり媚を売ったりしたくないのです。

自分で開業したら元勤務先オーナーであろうが同業種の先輩であろうが対等に話しが出来る存在でありたいと常々思っていました。

正々堂々と対等に話をさせて頂くには似たようなラーメンを出さない、色々なお店のいいとこ取りをし組み合わせたようなラーメンを提供するお店を作らず、今まで存在しなかった商品を作りだす事に尽きます。)


大袈裟と思われる方もおられると思いますが、僕が偶然この世に生まれてきたからこそ誕生したラーメンを作りたい!絶対に作る!とブレずに強く思いつづけ10年以上試行錯誤し、やっと出来上がったラーメンが鶏だく®︎ラーメン(超濃厚肉濁鶏白湯®︎)です。


そんな鶏だくラーメンをわざわざ目指し全国から多くのお客様が食べに来て下さる事に本当に感謝しています。


鶏だくラーメンが完成するまでの間は本当に精神的に苦しく生きている心地がしなかったのですが諦めずに頑張っていて本当に良かったと思っています。

お客様に感謝。

スタッフ全員に感謝。

取引業者様に感謝。

この事は絶対に忘れません。


そして今も次の目標に向かって悩み考え続けています


今現在の極鶏は僕がラーメン店に転職した当時、自分自身に課していた最低限目標にしていた事が少し達成しただけで、やっとスタートラインに立てたところです。

これからが本当の自分自身との戦いの始まりです。


お客様に更に喜んで頂けるお店を目指し、スタッフ達の生活水準を必ず上げる!

今は、その事に全集中し努力をし結果が出るまで諦めません。


まだまだ自分自身に課したノルマを達成出来ていませんが、これからも結果を出せるまで必死に努力をしていきますので、これからもどうぞ宜しくお願い致します。