続 新しい扉
そんな母ちゃんの手を握りしめてるだけの役に立っていないおっさんを横で見ていた看護婦さんが、奥さんの呼吸に合わせてヒィーヒィーハァーをしろと言う。
おっさんは慌てて一生懸命ヒィーヒィーハァーをした。
立ち会ってから、いったい何時間経ったのだろうか?
突然、オンギャーと元気の良い声が分娩室に響き渡った。
我が子がこの世に誕生した瞬間だった。
母ちゃん、本当によく頑張ってくれて有難う。
我が息子、産まれてきてくれて本当に有難う。
この時おっさんは、出産に立ち会う事ができて本当に良かったと心から思った。
すこぶる感動したおっさんの目に涙……。
だがこの後、出産を終えた母ちゃんに怒られる事を、この時おっさんはまだ知らない……。
おっさんは慌てて一生懸命ヒィーヒィーハァーをした。
立ち会ってから、いったい何時間経ったのだろうか?
突然、オンギャーと元気の良い声が分娩室に響き渡った。
我が子がこの世に誕生した瞬間だった。
母ちゃん、本当によく頑張ってくれて有難う。
我が息子、産まれてきてくれて本当に有難う。
この時おっさんは、出産に立ち会う事ができて本当に良かったと心から思った。
すこぶる感動したおっさんの目に涙……。
だがこの後、出産を終えた母ちゃんに怒られる事を、この時おっさんはまだ知らない……。