「一病息災」と、言いますが、ジーラさんは、正に、それです。
ジーラさんのは、「橋本病}」。 甲状腺の病気です。
季節の変り目や、寒さ、落ち着かない温度差に、弱いです。
だるくて、一日、ゴロゴロです。
正直、この、2,3日、ジーラさんは、ゴロゴロ、しております。
小犬の「チワワさん」も、ジーラさんと、一緒に、ゴロゴロです。
「チワワさん」は、時々、すっくと、立ち上がり、
何と、戦っているのか、ゴロゴロの、ジーラさんの前に、
尻尾を、ピンと立て、ガニな足で、背中を向けて、仁王立ちます。
わんこのお仕事を,真っ当している、チワワさん、「守ってくれて有難う。」
{チワワさん」}は、顔を、15度程、動かして、言葉に、答えてくれます。
何だか、ジーラさん、ゴロゴロしながら、小さい、娘ちゃんの事、思い出しました。
昔も、ジーラさん、ゴロゴロな、お母さんでした。
「ジラちゃん、レンチ{電池}、見てあげる。」
娘ちゃんの小さな手が、ジーラさんの背中で、コショ、コショ、します。
「やっぱり、レンチ、真っ黒だよ。急いで、ピンクレンチしなきゃ。、変えてあげるね。」
コショ、コショ、コショ、コショ、ポン。
{ハイ。ピンクレンチになりました。元気でた。」
ジーラさん、頑張って、飛び起きます。
わーい。小さな娘ちゃんは、お部屋を、ピョンピョン。
ゴロゴロのジーラさんと、小さな娘ちゃんの、大好きな遊びは、
{あかぐきん{あかずきん}ちゃんごっこ。
ジーラさんは、狼の役、
あかぐきんに、なりきりの娘ちゃんが、絵本の最初から演じて、
お婆さんのお家に、やって来るのを、ゴロゴロしながら待つ役です。
娘ちゃんが、言います。
「お婆しゃんのお耳は、どうちて、しょんなに、大きいの」
{お前の声が、よーく、聞こえるようにさ。} ジーラさん。
「お婆しゃんの、お口は、どうちて、しょんなに、大きいの」
「お前を、食べるためにさ」、小さな娘ちゃんに、ジーラさんが、襲い掛かります。
「きゃー」、小さな娘ちゃんは、楽しげに悲鳴を上げます。
狩人になった娘ちゃんが、あかぐきんちゃんを助け、めでたし、めでたし。
そこで、「もっかい」 小さな娘ちゃんは、必ず、そう言います。
そうして、お話は、繰り返されます。
ジーラさん、何時ものように、ゴロゴロしていますと。
{パーマやしゃん。」
小さい娘ちゃんが、ジーラさんの髪を、くしゃ、くしゃ。
「シャンプー」 ジーラさんが聞くと、こっくり、首を振る娘ちゃん。
小さな娘ちゃんは、夢中で、ジーラさんの髪を、ねじっています。
「ジラちゃんに、ろじんのママカール{土人のママカール}」
{さんぼの、お母さんみたいに、してくれる。」 ジーラさん。
「ちびくろさんぼ」のお話が、大好きな、小さな娘ちゃんは、髪を結うのに夢中で、
30分、経っても、まだ、パーマやさん。
何時の間にか、寝てしまったジーラさん。
「れきたー」
満足そうな、小さな娘ちゃんの顔が、覗いています。
「どれ、どれ、可愛くなれたかな。」
鏡を、覗いたジーラさん、絶句。
どうしたのか、髪が、皆、立って、もつれていました。
今は、生意気な、娘ちゃんの、可愛い、お話です。