ジーラのブログ -18ページ目

お部屋の明かりを、消します。

フローリングの床が、月の光で、輝きだしました。

床の上に、くっきり黒い影を、落として、影絵を、演じるのは、

植木や窓の桟。月の光が、通って行くのを、許した全てのもの達。


「今日は、お月様は、綺麗かな。」

窓から、空を見上げる、ジーラさん。

「満月まで、後、一歩。」

チワワさんを、お膝に乗せて、月光浴。

青く、静かな、冷たい光が、チワワさんの、黒い毛並みを、輝かせます。

昔、ジーラさんのお膝に居たのは、小さな娘ちゃん。

お月様を、飽きもせず見ていた、小さな娘ちゃんが、

突然、「娘ちゃん、何だか、ムーンな気持。」と言って、にっこり。

ジーラさんも、今は、何だか、ムーンな気持。




ジーラさん、足の小指を、コンと、ぶつけてしまいました。

丁度、一年前、ぶつけて、大きくなってしまった小指です。

軽くぶつけた割に、痛みます。

「これ以上、指、大きくなったら、靴、履けなくなるよ。

不便だよ、病院,行ったら。娘ちゃん、着いて行って上げるから。」

娘ちゃんに脅され、しぶしぶ、ジーラさん、病院へ行きました。

骨は、大丈夫、でも、腫れがひくまで、あまり、動かない方が良いとの事。

母たんに、電話します。

「母たん、ごめんね。 ジーラさん、足ぶつけたから、行けなくなった。」

「いんだよ。母たんを、病院へ連れて行ったり、

アンタは、疲れてるよ、ゆっくり直しなさい。無理するんじゃないよ。」

凄く優しい、母たんです。

ジーラさん、感激して、電話を切りました。

ジーラさんの、のんびりな午後の、始まりです。

ジーラさんのお部屋に、虹が、沢山揺れ始めます。

通販の本の写真から、ぱくって、、スワロフスキーの、ドロップビーズを繋げた、

ジーラさん,「作」の、まがい物、サンキャチャーが、虹、工場です。

電話が鳴ります。

「ジラちゃん、伯母さんのお家に、連れて行って。」

母たんです。

「ごめんね、さっき、お電話したけど、ジーラさん、足、ぶつけちゃって、」

「そうだったね。酷い母親だね。もう忘れてる。ごめんね。治ってからで、

良いんだよ。」

「ジーラさん、ちゃんと、覚えておく。母たん忘れても、大丈夫、伯母さんの所、

今度ね。」

電話を置きます。

虹は、未だ、壁や天井で、揺れ続けています。

CDを掛けましょう。

そうしたら、ジーラさんの、お部屋は、虹と、ショパンで、一杯になります。

こんな日は、お紅茶を。

のんびり、日向ぼっこのチワワさん。

ピアノのフォルテに、お耳がピクピク。

こんな時、娘ちゃんは、「チワワさんは、天才だと言います。」

一ヶ月前の、お紅茶は、少し、気が抜けて、いたけれど、

ジーラさんは、とても、とても、いい気分。




連休から始まる、受難。 ジーラさん、何、悪い事した。

シルバーウイーク。なんて、燻し銀的な、ネーミングの連休が、やって来て、

ジーラさん、今、一つ、楽しい気がしなかったけど、やっぱり、、やっぱりですね。

連休,初日。チョット、ウキウキ。さ、さ、 さぁ、と構えていましたら、

今は、くちょばばあに、なってしまった、ジーラさんのお母たまから、電話。

「去年、旦那ちゃんが、急に、やって来て、

母たま、施設に、入るよ、って、言われた時、びっくりして、気がおかしくなって、

母たま、着物、全部、捨てちゃったから、誰にもあげられない。」

母たま、またですか。

この前までは、こんな、独房に、入れられて、惨めで、友達も、呼べない。

こんなに、惨めな、思いをするなら、長生きなんて、したくなかった。

だったのに、今度は、着物ですか。

施設は、母たまが、決めたんですよ。

老人用マンションの条件は、自分の事が、出来る事。

母たま、最近、物忘れが、ひどいから、頭が、しっかりしているうちに、

マンションの手続きを、と、毎晩、電話してきたでしょう。

母たまは、認知症です。

周りの人は、年だから、仕方が無い。位にしか、思わないので、

母たまの、悪口を、本気にしてしまいます。

ジーラさんは、辛い立場です。

何故か、母たま係の、ジーラさんは、妹達にまで、嫌な目で、見られる始末です。

あら、あら、ジーラさん、愚痴モードになってしまいました。

母たまは、「もう、アンタとは、縁を切った。」と、電話を、叩き切ったのです。

今度は、母たま、誰に、悪口言うのかな。

時々、親戚の人から、お説教される、ジーラさん。

頭にきて、ゲーム三昧の連休です。

こんな時は,考えないのが、一番です。

連休明け、母たまは、耳鼻科です。

母たまは、電話の事は、しっつかり、忘れています。

なんだか、気が抜けた、ジーラさん。

今度は、母たまが、熱を出して、病院通い。

ジーラさん、疲れてしまったので、今日は、お休みにします。





「一病息災」と、言いますが、ジーラさんは、正に、それです。

ジーラさんのは、「橋本病}」。 甲状腺の病気です。

季節の変り目や、寒さ、落ち着かない温度差に、弱いです。

だるくて、一日、ゴロゴロです。

正直、この、2,3日、ジーラさんは、ゴロゴロ、しております。

小犬の「チワワさん」も、ジーラさんと、一緒に、ゴロゴロです。

「チワワさん」は、時々、すっくと、立ち上がり、

何と、戦っているのか、ゴロゴロの、ジーラさんの前に、

尻尾を、ピンと立て、ガニな足で、背中を向けて、仁王立ちます。

わんこのお仕事を,真っ当している、チワワさん、「守ってくれて有難う。」

{チワワさん」}は、顔を、15度程、動かして、言葉に、答えてくれます。


何だか、ジーラさん、ゴロゴロしながら、小さい、娘ちゃんの事、思い出しました。

昔も、ジーラさん、ゴロゴロな、お母さんでした。

「ジラちゃん、レンチ{電池}、見てあげる。」

娘ちゃんの小さな手が、ジーラさんの背中で、コショ、コショ、します。

「やっぱり、レンチ、真っ黒だよ。急いで、ピンクレンチしなきゃ。、変えてあげるね。」

コショ、コショ、コショ、コショ、ポン。

{ハイ。ピンクレンチになりました。元気でた。」

ジーラさん、頑張って、飛び起きます。

わーい。小さな娘ちゃんは、お部屋を、ピョンピョン。


ゴロゴロのジーラさんと、小さな娘ちゃんの、大好きな遊びは、

{あかぐきん{あかずきん}ちゃんごっこ。

ジーラさんは、狼の役、

あかぐきんに、なりきりの娘ちゃんが、絵本の最初から演じて、

お婆さんのお家に、やって来るのを、ゴロゴロしながら待つ役です。

娘ちゃんが、言います。

「お婆しゃんのお耳は、どうちて、しょんなに、大きいの」

{お前の声が、よーく、聞こえるようにさ。} ジーラさん。

「お婆しゃんの、お口は、どうちて、しょんなに、大きいの」

「お前を、食べるためにさ」、小さな娘ちゃんに、ジーラさんが、襲い掛かります。

「きゃー」、小さな娘ちゃんは、楽しげに悲鳴を上げます。

狩人になった娘ちゃんが、あかぐきんちゃんを助け、めでたし、めでたし。

そこで、「もっかい」 小さな娘ちゃんは、必ず、そう言います。

そうして、お話は、繰り返されます。


ジーラさん、何時ものように、ゴロゴロしていますと。

{パーマやしゃん。」

小さい娘ちゃんが、ジーラさんの髪を、くしゃ、くしゃ。

「シャンプー」 ジーラさんが聞くと、こっくり、首を振る娘ちゃん。

小さな娘ちゃんは、夢中で、ジーラさんの髪を、ねじっています。

「ジラちゃんに、ろじんのママカール{土人のママカール}」

{さんぼの、お母さんみたいに、してくれる。」 ジーラさん。

「ちびくろさんぼ」のお話が、大好きな、小さな娘ちゃんは、髪を結うのに夢中で、

30分、経っても、まだ、パーマやさん。

何時の間にか、寝てしまったジーラさん。

「れきたー」

満足そうな、小さな娘ちゃんの顔が、覗いています。

「どれ、どれ、可愛くなれたかな。」

鏡を、覗いたジーラさん、絶句。

どうしたのか、髪が、皆、立って、もつれていました。

今は、生意気な、娘ちゃんの、可愛い、お話です。


座敷わらしの、わらびーちゃん。

凄い、能力を持った、座敷わらしを、モデルにした、お人形だそうです。

ジーラさんに、わらびーちゃんの事を、教えてくださった方は、

「実は、買ってしまったんです。凄く、楽しみ」と言いました。

わらびーちゃんが、その方に、良い事、沢山持つて、来てくれたらいいなぁ。

先日、娘ちゃんが、

「家に、座敷わらしが、居るみたい。」

「えっ、どうして、分かるの」

「だって、コトコト、音がするし、誰か居る気配がするの。」

「絶対、座敷わらしに、違いないよ。」

「えーぇ、凄い、やったね。」

「ジーラさん、仏様に、お菓子、欠かさない様に、努力してるからね。」

「あーあ、座敷わらし、やっと、帰って、来れたんだね。」

ジーラさんと、娘ちゃんは、超、現実的な、旦那ちゃんに、気づかれない様、

喜びあいました。

ジーラさんも、、もう少し、若かった時は、娘ちゃんよりも、

色んな事に、気づいていたのに。

失われつつある、能力を、美化しつつ、回顧してしまう、老人の、御領域です。

ジーラさんは、前のお家に、座敷わらしを、忘れて、来てしまいました。

引越しの、ドタバタの後に、気がついて、

ジーラさんと娘ちゃんは、

何度も、週末の夜に、座敷わらしを、探しに行ったものです。

「迷子の、迷子の座敷わらし、ジーラさんは、ここに居るよ忘れて、ごめんね。」

「座敷わらし、娘ちゃん、迎えに来たよ。」

前のお家の近くを、二人で、歩き回ったものです。

あら、あら、ジーラさん。

誰にも,言えない、怪しい思い出を、披露してしまいました。

そんな訳で、今のジーラさんに、わらびーちゃんは、要らないのです。



ジーラさんの今日は、寝ぼけから、始まりました。

どんよりとした、一日の始まり。

お天気も曇り。

一日の始まり、とか、言っても、土曜の夜の、楽しい夜更かしが、たたって、

もう、お昼、だいぶ過ぎ。

鏡に映った、ジーラさん、ひどい頭。

カットしなきゃ・・・・・・・・。 そうだ、予約してた。

てな、具合で、取り急ぎ、お出かけ。

手のろい、ジーラさん、何が起きたか、手早い動き。

自分に酔いしれ、やれば、出来る子ってやつか。と、思いつつ、

倹約中の身ながら、やって来る車に向かい、手を上げてしまいました。

車の中で、やっと、落ち着くと、ジーラさん、なんだか、「ついてる」。

「ついてて、良かった。」と、凄く、嬉しくなってしまいました。

ジーラさんは、些細な事にも、「ついてる」って、言う事にしています。

そうしたら、だんだん、分かって来ました。

どんな事にも、「ついてる事」と、「運の悪い事」は、同時に、存在します。

運の悪い事だけに、目を、向けると、

今日の始まりは、最悪に、ついてない始まりです。

あーあ、目覚ましは、どうしたんだろう。寝坊するなんて、最悪。

お天気も、悪いし、今日は、気分が、凄く、悪い気がする。

無駄なお金も、掛かっちゃって、「ついてないなぁ。」って、具合です。

ジーラさん、何かの、教科書みたいな、言い方を、してしまいましたが、

ついてる方を、見ていた方が、ずうっと、楽しいと言う事を、言いたかっただけです。

ピンクの,段々の珍しい夕焼けが、綺麗で、帰り道は、素敵でした。

娘ちゃんのマイブームの珈琲。

何時もの珈琲は、無かったけれど、

お店の人が、親切に選んでくれた珈琲は、

当たり前ながら、何時もと違う美味しさで、

「これも良いねぇ。」と、娘ちゃん。

歩いて、帰ったから、ジーラさん、チョット倹約。

大福と、鯛焼き、ケンタッキーが、おみやです。

「こんなに、甘いものばかり、どうするの」 旦那ちゃんに言われました。

その質問に、身体で答える、娘ちゃん。

鯛焼きは、すでにお腹の中。

人生。

どうでも良い事は、「ついてる」って思いながら、生きる方が、

ずうっと、楽しいと、ジーラさんは思います。






幸せは、皆に、平等に有ると、ジーラさんは、思います。

だから、ジーラさんは、時々、幸せの見付け方を、練習しています。

幸せとは、何物なのか、はっきり定義する事は、未だ出来ません。

とりあえず、幸せは、心が、嬉しくなる事と、ジーラさんは、考える事にしました。

例えば、荷物を沢山持つている時に、誰かが、ドアを、開けてくれたら、嬉しくなるでしょう。

そんな時、ジーラさんは、すごーく、凄く、嬉しくなることにします。

「親切に、して貰って、凄く幸せだなぁ」って思うと、幸せ、1個、見付かります。

だから、お返しは、笑顔で有難うをします。

親切な人が、それに、言葉を返してくれたなら、幸せが、一瞬から、時間に変わります。

しばらく、良い気分で、いられます。


もう一つ。例えばです。

暑い日で、風は秋。空は夏の空よりも濃いコバルト。

そんな日は、それだけでも、十分素敵な、一日です。

その日の、オマケに、ジーラさんより、背が高くて、ピンクの花の濃淡の綺麗な、

コスモスの群生を、見付けたとしたら、

それは、ずいぶんと、うきうきで、楽しい幸せ気分を、ジーラさんに、くれる事でしょう。

ジーラさんはそんな気分が、心に溶けるよう、出来るだけ長く、

時間が許す限りゆっくり、風景の中に、立っている事にします。

それから、うきうきな、幸せ気分を、忘れないように、

「素敵な日を、ありがとう」って、言います。

そうしたら、幸せ気分が、思い出に変わって、

幸せを、一つ,捉まえる事が、出来ます。





酒井さんの事が、テレビで、流れています。

何時も、幸せそうで、元気な、酒井さんにも,嫌なことが、沢山あったのでしょうね。

人の心は、当り前ですが、外から見えません。

周りの人が、皆、幸せそうに、元気に見えて、落ち込で来た時、

ジーラさんは、どうする?

ジーラさんは、オマジナイの言葉を、頭の中で何度も、何度も、唱えます。

「明けない、夜は、絶対ない。朝は、必ずやって来る。」 有り触れた言葉です。

「夜明け前が、一番、暗いんだから、もうちょと、我慢、我慢してね。

 そうしたら、絶対、いい事がやつて、来るから。」、 時々、心は、言います。

「我慢は、出来ない。朝も、待てない」って、

そんな時は、ジーラさんは、心に、言ってやります。

「頑張らなくていいよ。 時間が、助けてくれるからね。」


娘ちゃんが、ジーラさんを励ましてくれた、オマジナイの言葉。

「今は、人生の長い流れの中の、ほんの一瞬、点でしかないのに、

なぜ、決めようとするの、今起きてる事が、悪い事って。

 の悪い事が、本当に、不幸な事なのか、良い事なのか、最後まで分からないよ。

それなのに、一日中、考えて、悲しむは、心が疲れるだけだよ。

人生は、何時も、流れているのだから、この先、運が悪いと思っ事が、

良い事になる事だってあるよ。 だから、もう少し見ていよう。それから考えよう。」


初秋刀魚頂きました。1匹98円の秋刀魚です。10匹焼きました。

マンションなので、秋刀魚を焼くのは大変です。

それで、ジーラさんの家では、秋刀魚焼きは、イベントとして扱っています。

秋の秋刀魚焼き大会、結果は。

「今ひとつ、風味が、」ジーラさん。

「美味しかったけど、焼き方が、」旦那ちゃん。

「まだ、時期が、早かったんじゃない。」娘ちゃん。

近く、第二回秋刀魚焼き大会が、行われる事が決定しました。


そんなこんなで、ジーラさんは、夕方、お花にお水を、忘れていました。

夜、月の光の中で,水遣りです。

ジーラさんのベランダには、風と、日照不足と,害虫とカビに耐えた、

丈夫な良い子の薔薇と、コニファーとミントが植えてあります。

小さな、小さな、ジーラさんの庭は、月の光を受けて、昼間とは違う輝き。

お月様は、ドビュッシーの月の光の旋律で、ジーラさんの小さな空中庭園を、

照らしてくれます。

秋刀魚のお陰で、ジーラさんは、とても素敵な時間に出会えました。

秋刀魚と、月と、お花に、有難う。

金曜日の夜の飲み会。本日は、ウイスキーで。

娘ちゃんの武勇伝付、すごーく安かった、セブンイレブン印の氷を、

コップにいっぱい入れて、ウイスキーを注ぐと、108円の氷は、表面が解けて、

ジーラさんこだわりの、天然氷と変わらぬ透明感。

ちょっと、テレビのまねっこ、炭酸水を。

マドラーで、かき混ぜると、コップの中に風鈴の音。

マドラーで、かき混ぜ一口。氷を、カラカラ言わせて一口。

娘ちゃんも、ジーラさんも、ウイスキーは、あまり飲めなかったけど、

ウイスキーの雰囲気を、十分楽しんで、今夜も、良い飲み会でした。