不倫が発覚された夫たちの反応トップ10 | 日本心理教育院 www.jip.ac

 

夫が不倫をして妻に発覚されたときに夫たちの反応は、妻のタイプと夫の習慣によって千差万別ですが、概ね次の10のタイプにまとめられます。

 

 

 

1.妻に謝罪をして本当に自分の過ちを悟るタイプ

2.とりあえず妻に謝罪はするが自分の過ちは悟らないタイプ

3.妻に謝罪はするが不倫をやめずに続けるタイプ

4.何も話さず黙り込むタイプ

5.妻にばれないように不倫を続けるタイプ

6.自分の不倫はすべて妻のせいだと話すタイプ

7.妻に暴言暴力を振るうタイプ

8.家を出ていくタイプ

9.開き直るタイプ

10. 自分の不倫の詳細をすべて妻に打ち明けるタイプ

 

どんなタイプであれ夫たちは単にストレスを除去または回避するためにこのような反応を示すのです。不倫が発覚された夫たちは妻のすべての言動をストレスとして認識しますが、特に妻が不倫について問い詰めたり、怒りを露にしたり、泣いたりする表現には強烈なストレスを感じるからです。

 

したがって妻たちは夫の反応をみて夫を判断したり、夫の話を信じたり、夫の言動に意味付けをしたりせずに夫に何かを期待することをしてはなりません。病気にかかったときは本人が病院にいって治療を受けるのと同じように、妻は自分に発生した外傷トラウマを治療するための努力を自らしなければなりません。

 

 

 

とりあえず今苦痛を感じる感情を元の感情状態に回復させてから、幸福の方向について冷静に考えられるようになり、夫にも関係依存を治療できる機会を与えられるようになります。また夫と離婚をしても外傷トラウマを抱えたままの人生だと、子供も妻自身も未来の幸福を期待することは不可能です。

 

したがって夫が不倫を発覚されてどんな反応を示そうと、それに関心をもつのではなく、必ず先に自分の外傷トラウマを治療して幸福に生きていける能力をつけることが必須です。自分の未来を幸福にすることは、不倫をした夫とはまったく無関係のことです。

 

もし妻が自分の外傷トラウマを治療せずに、夫の不倫に耐えること、対処すること、懲らしめること、カウンセリングを受けること、何かに依存すること、訴訟や離婚することなど、何をしても妻の外傷トラウマはより悪化されて子供とともに不幸な人生を生きるしかありません。もちろん同時に夫の関係依存も最悪に悪化されていきます。

 

夫が不倫をしたときに、必ず夫婦関係を修復しなければならないのではありません。しかし夫婦関係を修復するのか、それとも一人で子供たちと幸せに生きていくのかを論じるためには、必ず外傷トラウマが治療されてからこそ正確な判断が可能になります。妻の外傷トラウマが治療され自分中心の幸福が確立されている妻は何を選択しても幸せに生きていくことができます。