心理障害を治療する際にその人のインナーチャイルド、素性、成長過程を知る必要はありません。 | 日本心理教育院 www.jip.ac

 

心理障害の治療を希望してカウンセリングを申し込む方々の心理カウンセリングをしていると、依頼者はインナーチャイルド、素性、成長過程、性格タイプ、それまでの心の傷などについてたくさんの話をします。このような場合は私はただ話を聞きながら、「心理とカウンセリングの知識が博識な人だな」と考えます。そして「この方は心理障害の治療が難しいだろうな」と考えます。


 心理障害を治療する際に治療までの期間が長くかかる人の中に心理とカウンセリングの知識が非常に多く、自分の知識に囚われて心理治療の正確な概念を知らない人です。心理治療について正確に知っている人は、心理障害治療法の原理について知りたがっていますが、これを知らずに心理とカウンセリングの知識が多い方は、カウンセリングでないと心理障害を治療できないと固く信じています。
 
 私の心理障害治療は、インナーチャイルド、素性、成長過程、性格のタイプ、それまでの心の傷などについて知る必要はまったくありません。だからといって心理やカウンセリングの知識がないからでもありませんし、心理検査(MMPI、MBTI、エニアグラム)ができないからでもありません。 実はこれらすべては心理障害を治療する時に不要であり、むしろ費用、時間、努力を費やしながらも心理障害を悪化させる原因だからです。
 
 では「どのようにして心理障害を治療するのか」と人々は反問します。
 
 その時は「心と心理の違い、心理問題と心理障害の違い、ヒーリングと治療の違いについて正確に知ることができれば、心理障害を治療できる原理も分かるようになります」と話しています。
 
 心理障害の治療を希望する方々の心の傷や境遇を知らなくても、心の無意識を利用して心理(認識、記憶、表現)を回復させることで、心理障害、重度心理障害、外傷トラウマを治療しています。これがカウンセリングをせずに心理障害を治療できる非対面オンライン治療の原理です。
 
 心理障害を治療するときにカウンセリングを行うということは、心理障害の治療法について全く無知だという意味です。

 

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