性的能力は男には最大関心事です。男だけではなく女性の中にも性的能力を重要に考える人が以外に多くいます。では男の性的能力とは何でしょうか。
性的能力というのはセックスを楽しめる能力です。男にとっての性的能力は性機能一つしかありません。男の性機能に問題がなく、性機能障害でなければ最高の性的能力を備えていると言えます。つまり男は、性機能の良し悪しによって性的能力が決まります。
多くの人が男性の性的能力を判断するときに、セックスと関連するテクニック、相手の反応、様々な情報と知識をたくさんもっていれば、性的能力がある人だと錯覚をしていますが、むしろ性情報が多ければ多いほど、性機能は悪化します。それで自分がセックスについてはたくさん知っていて、実践できると自慢している人は、性的能力はほぼないと言っているのと同じことなのです。
反面、セックスに関連するテクニック、相手の反応、様々な情報や知識がない男こそが、性機能はとても良いので、性的能力がある人です。したがって男は自分の性機能を重視するもの以外に他のものを探し求めてはなりません。様々なセックスに関連する情報を探すようになる瞬間から良かった性的能力は徐々に消えていくからです。
もし多くの情報を習得すると、理論的には方法は知っているかも知れませんが、いざ実践では身体が反応しなくなります。性機能がないからです。このように男は性機能が性的能力に直結します。
ところが人間はみんな自分がもっていないものには欲求が生まれます。つまり性関係はしたいのに、性機能がないと、性欲はとても強くなります。
最悪のケースは、テクニックも方法もたくさん知っていて、できる対象も多くいるのに、性機能が動かない場合です。それで本当は対象がいないからというより、性機能がないから性欲は強くなるのです。自分はセックスをあまり好まないと話す男性は、逆に性欲はとても強い反面、性機能はないという意味です。こうなると問題が起ります。性欲が他人を攻撃する用途で使われたり、自分に向かうからです。それでいつも不満が多く、小さなストレスにも耐えることができません。一般の人がみれば性格が普通ではないのですが、そのような男性は性欲がとても強いと見ることができます。
またセックスと関連する性情報を多く話す男たちも同じです。性欲はとても強いのに、性機能がないので、口先だけで表現をしているのです。そのような男性の周りには、性に関心がある女性たちもたくさんいます。しかしそれでも男の欲求は強くなるしかありません。
男は自分がセックスする状況になったときに必要なこと一つだけを知っていれば十分です。セックスをしない日頃からセックスのすべてを知ろうとするから、性機能に問題が起こり、性的能力がなくなるのです。
もし性機能はないのに、性情報が多いと変わったものを試すようになります。一時的にも自分の性機能を稼働させるためには、自分がそれまでに知らなかった新しい情報が必要だからです。
人々は、表面だけを見て、これとは正反対に考えていますが、人間の性こころは皆さんの考えた通りには動いてくれないということを記憶して置いてください。
ジェスセラピー(性機能障害治療)のホームページ：www.xestherapy.jp
日本心理教育院のホームページ：www.jip.ac