不倫発覚後の夫の反応3.妻に謝罪するが、不倫を続けるタイプ | 日本心理教育院 www.jip.ac

 

不倫をした夫が妻に発覚された時、自分が悪かったと頭を下げ許しを請いながらも、不倫をやめないタイプがいますが、これは本当に妻に謝罪しているのではなく、自分の不倫に蓋をして危機を免れるための手段に過ぎません。

 

不倫が発覚された夫の10%(10人に一人)くらいがこのタイプに該当します。

 

多くの場合、妻が夫の不倫事実を知り夫を問い詰めると絶対にそんなことはないと頭ごなしに否定をします。妻が執拗に疑い続けると、妻を疑い深い人扱いして、夫自身は器の大きい人のように振る舞います。それで妻はもうそれ以上夫を疑うような言葉や行動をできなくします。その後、妻が確実な証拠を掴み証拠を突き付けると、その時はすぐに悪かったと謝罪をして二度としないと言います。しかしそれだけです。

 

妻が、不倫女について話す出すと、夫は怒りながら「俺が謝ったのでもういいじゃないか、なぜ知ろうとするのか、彼女について知ることよりこれから二人が幸せに暮らすことのほうが大事だ、彼女のことは俺もよく知らない」など、様々な口実をつけて不倫女について話すことを避けるため、妻は疑いは晴れずさらに苦しくつらい心理状態になります。

 

妻が夫の言葉を信じてそれ以上は夫の不倫について追及せず不倫女についても話さなくなると、夫は再び不倫女との関係を続けるのですが、この時、夫は妻がまだ疑い続けていることにはまったく気付いていない場合が多いです。すなわち、夫は妻が不倫をそれ以上問題視しなくなったと錯覚しているのです。

 

このようなタイプの夫の場合、1)不倫女とビジネス(仕事)が絡んでいる場合、2)不倫女とお金が絡んでいる場合、3)不倫を続けるのにとても都合のいい女の場合、4)不倫女との快楽がとても大きい場合、5)不倫女にとって夫は金銭目当ての場合、6)不倫女について絶対隠さなければならない特別な理由がある場合などです。

 

このように不倫女との関係が普通の不倫関係ではない場合によくこのような反応が出ます。

 

また、夫自身は、一匹狼の性格、亭主関白で男性優越的な観念、他の男たちもみんな不倫をしているので特に罪悪感も感じず、不倫はただセックスを楽しむだけだという考え、愛人がいることは他の男より優越だという意識、妻は自分に依存して自分がいなければ生きていけないと考えている場合も多いです。

 

このようなタイプの夫は、有無を言わさず夫の不倫を中断させなければなりません。もちろん、むりやりやめさせる方法もありますが、できれば夫自身が不倫をやめる方法を探すべきです。その後は夫が本当に自分の過ちについて悟らなければなりません。悟りのない夫は、不倫問題の解決はほぼ不可能です。

 

このように夫が悟るまで妻は夫の言葉を信じたり夫に期待を寄せてはなりません。夫が不倫女のことを包み隠さず話し不倫の全容を話して、本当に自分の過ちを反省しないのであれば、夫の不倫に関する話、不倫女に関する話は信じられるものは一つもありません。すべてが嘘です。

 

このようなタイプの夫の場合は、妻は深い傷と怒りを感じ、この怒りを表出できなければ、うつ病と無気力症に陥りやすいです。

 

妻は、夫に問い詰めて喧嘩をするのではなく、夫の不倫を中断させる方法、夫が悟りを得られる方法などを探すと同時に自分の傷と怒りを治療して心理を安定させることが最も重要です。

 

夫との口論や喧嘩、怒りの表出、耐えるなどの行動は良い方法ではありません。このような行動は不倫問題が解決できないだけでなく、夫婦関係や家族関係を危機に陥れる原因になるだけです。

 

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