不倫発覚後の夫の反応2.妻に許しを請うが、自分の過ちは悟らないタイプ | 日本心理教育院 www.jip.ac

 

夫の不倫の中で多くの現れる夫の反応の中で、妻に許しを請い、不倫女との関係をすぐに清算するが、妻が許した後はまるで何事もなかったかのように振り舞うケースがあります。このタイプは、妻に許しを請うが、悟りのないタイプとして実際に本当に反省して妻に許しを請うのではなく、夫自身が不倫問題で妻から受けるストレスを回避するための手段として謝罪をするのです。このようなタイプは不倫した夫の反応の約20%ほどを占め、繰り返される不倫関係(異なる不倫女)が特徴です。

 

夫が妻に不倫事実を発覚された時、すぐに自分が悪かったと許しを請い、これからは本当に家庭に忠実に頑張ると言う場合は、ほとんどの妻たちは一度は許そうとする心理になります。不倫女を愛したのではなく、一過性の遊びだと考え、夫が自分の過ちを認知して、二度と浮気をしないという約束を信じたい気持ちが強いからです。

 

しかし、妻が許した後、夫が何事もなかったかのように言動をすると、妻は少し苦しさを覚えます。夫が過ちを犯して許しを請いながら、これからは家庭に忠実に頑張ると約束したので夫が変わるだろうと期待していたのに、夫は不倫が発覚された以前と変わらないからです。

 

夫に悟りがなければ、結局、不倫は繰り返されるしかなく、今度はばれない努力をしながら、不倫を学習して進化していくタイプだと言えます。このようなタイプの夫は、不倫を繰り返す確率が非常に高いです。もちろん、すぐに不倫はしないとしても、いつでも状況が許せば、また不倫するようになり、その時は妻にばれないように多くの努力をするため、簡単に夫の不倫を見抜くこともできないでしょう。すなわち夫は、不倫が発覚されて簡単に許されたので、二度と発覚されない方法で不倫を学習し、進化を遂げるのです。

 

不倫が繰り返される原因は1)不倫は夫と妻の夫婦問題の結果なので、過去の夫婦の習慣が変わらなければ、不倫は再び発生する確率が非常に高く、2)不倫をしながら、スリルと快楽を一度味わったために、関係依存が治療されないと、また不倫の快楽を追い求め、3)妻が難なく許したので、これからはばれなければよいという歪曲された考えを持つようになって不倫が繰り返されることになります。

 

特にこのような夫の特徴は、優柔不断な性格、自分の思う通り生きていく頑固さと自尊心が強い性格、成功に対する情熱が強い性格、何かによくはまる性格、お酒が好きで友達(知人)と付き合うことを好む性格、妻が夫への依存度が高く、自分のことを愛していると確信して妻との離婚は全く考えていない場合が多いです。

 

このようなタイプの夫の場合は、実際に不倫問題が解決したとは言えず、妻が不倫事実を知って、数ヵ月から数年間は不倫をしないことで、妻を安心させてから、また不倫を繰り返す可能性がとても高いのです。それで数ヶ月から数年おきに不倫が繰り返されます。

 

実際、不倫問題を解決するためには許すのが重要なのではなく、妻は夫の不倫問題の根本を解決し、二度と夫が不倫できないようにして、幸せな夫婦にならなければなりません。したがって、このようなタイプの夫の不倫を解決する核心は、夫が自分の過ちを本当に悟るようにしなければなりませんが、夫が悟れるようにするためには妻の努力が必要です。

 

不倫問題の根本を解決する一番のポイントは夫が悟ることであり、夫婦が幸福になることです。

 

単に許しを請い謝罪して「これからはちゃんとする」と言うのは、妻の立場としては夫の約束を信じたい気持ちは分かりますが、これは決して夫の不倫問題を解決する方法ではありません。一旦、夫婦間に不倫が発生すれば、絶対に以前の夫婦の関係に戻ってはなりません。いや戻れません。すでに夫婦問題の結果が不倫として現れているので、夫婦の関係性を完全に変化させなければ決して幸せに生きることはできないのです。

 

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