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ありがとうございます
あなたの今日が
素敵な一日になりますように
腎臓は、体のいらないごみや、塩分などの電解質、水分などを、体が必要とするものといらないものに分別しながら尿としてごみを出してくれる、とっても大切な臓器です
体の下水処理場みたいなものなんです
24時間寝ないで頑張り続けてくれています
ありがとう~っ大好きですっ
尿を作る腎臓の中でも一番小さい工場を糸球体(しきゅうたい)といいます
あれ?っと思った方はこちらをご覧ください
この糸球体になんらかの異常がでて、尿に蛋白や血液が漏れるその経過で腎臓自体も弱っていく病気を腎炎:じんえん(慢性糸球体腎炎:まんせい しきゅうたいじんえん)といいます
今日お話しする膜性腎症(まくせいじんしょう)は、沢山ある腎炎のうちの一つです
膜性腎症の原因の詳細は解明されていないんですが、自己免疫とのかかわりがあるんじゃないかなと考えられています
膜性腎症は起こった原因によって『一次性』 と 『二次性』に分けられます
『一次性』っていうのは、他に病気がなくて発症したパターン
対して
『二次性』は、他の病気があって発症したパターンです
二次性の膜性腎症の場合はその原因を特定し、そちらの治療を行う必要があります
どんな病気がもとになるかというと。。。
感染症(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、マラリアとか)
薬によるもの(ブシラミン、プロミネントとか)
悪性腫瘍(大腸がん、乳がん、肺がんなどなど)
膠原病(SLE、シェーグレン症候群、MCTD、サルコイドーシス、橋本病、ANCA関連疾患
などなど
たくさんありますが、これらが可能性として考えられるので、膜性腎症と診断されたらこれらがないかをまず調べます
やっと診断されたのにまた検査~
と思った人も少なくないと思いますが、その裏にはこんな理由があったのでございます
以前のブログをリブログしました
日高病院腎臓病教室youtube
最後までお読みいただいて
ありがとうございました
2010年から毎月腎臓病の教室を行っています
遠方の方から
『参加できないけど内容を知りたい』
といわれたのがきっかけでブログをはじめました
一つでもお役に立てたらうれしいぞっと思って書いています
読んでいただけたら嬉しいです