腎臓病の方向け-体重が増えすぎない水分調節の工夫- | 腎臓内科医のつぶやき

腎臓内科医のつぶやき

気軽に腎臓病について知っていただく機会を作りたいと思って、2010年から月1回の腎臓病教室を始めました。教室でお話した内容や、腎臓関係のマメ知識をお話できたらいいなと思っています。2018年12月にyahooブログから引っ越ししました。

このページを開いていただいて

ありがとうございますラブラブ

 

あなたの今日が

素敵な一日になりますようにベル

 

 

 

 

 

 

 

 

腎機能が低下してくると、体にとって余分な水分を全部は排出できなくなります

尿が出ていても少しずつ体に残ることで溜まっていきます

ほっておくと余分な水分はだんだん溜まって体がびちゃびちゃになってしまいますえーん

 

 

 

 

 

 

ですから、むくみをコントロールするためには、ある程度腎機能が低下したら水分摂取量を減らすことも必要です

塩分摂取量が多いとさらに体に水分を貯めやすいので、塩分制限をしっかりやるのもお忘れなく!!

 

 

 

 

 

 

 

 

というわけで今回は水分を上手に減らすコツについて、平成日高クリニックの自慢の栄養士が血液透析治療中の方に向けて作ってくれた資料からご紹介しますラブラブ

どれくらい水分をとったらいいかは、その方の尿量や汗の量にもよりますが、血液透析治療中の方に推奨されている1日の水分摂取量は、ドライウエイトから求められます
 
ドライウエイト㎏×15ml以下
 
です
ドライウエイトが50㎏の方なら
50×15=750
なので、1日750ml以下を目安にします
 
尿が出ている方はここに尿量の分を足してもいいですね
 
 
 
 
 
 
 
 
水分コントロールの工夫として、水をごくっと飲むかわりに氷をなめるというのもお勧めです
比較的長い時間口を潤してくれます
ただ氷は1個20~30mlの水分が含まれているので食べすぎにはご注意をビックリマーク
こまめなうがいや、ミント系の飴玉、ガムやタブレット、口腔内スプレーを利用するにも賢いやり方ですニヤリ
細いストローで飲むのも満足感が得られやすいようですねびっくり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、飲み物にさえ気を付けていれば水分管理は大丈夫なのかというと・・・・・・キョロキョロ
それだけでは不十分なんですドンッ
水分の多い食事のとりすぎも体重増加の原因になってしまいますあせる
 
水分の多い食事、とっていませんかはてなマーク
汁物や麺類、鍋類やシチューにカレー、おかゆに雑炊などは、知らないうちにどんどん水分を摂取したことになってしまいます
食べる回数や量を意識するといいですよ音譜
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな水分の多い食事を摂るときにできる工夫をご紹介しますウインク
 
 
 
 
ベル鍋物では汁は残しましょう
しめにうどんや雑炊は危険なので避けることをお勧めします!!

 

 

 

 

 

 

麺類でできる工夫は

ベル麺だけ食べて汁は残す 

かけ麵よりもつけ麺のほうが水分、塩分も抑えられますよ~ラブラブ

 
 
 
 
 
 
 
ベル味噌汁やスープは具を沢山いれて汁を少なくしましょう
インスタント食品なら調味料は半分だけ入れるのもコツですよ
汁物は1日1杯までにしましょうね

 
 
 
 
 
 
 
ここでご紹介したような
ベル水分の多い食事は、週に1回が目安です
そして食べるタイミングは透析と透析の間が1日空きのときがお勧めですよラブラブ

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

星日高病院腎臓病教室youtube星

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただいて

ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2010年から毎月腎臓病の教室を行っています

遠方の方から

『参加できないけど内容を知りたい!!

といわれたのがきっかけでブログをはじめましたラブラブ

一つでもお役に立てたらうれしいぞっと思って書いていますキラキラ

読んでいただけたら嬉しいですウシシ