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今日は血液透析治療を受けている方向けのお話です
透析の効率について
月に数回の血液検査結果から、食事内容や薬の調節を受けていると思います
カリウムやリン、貧血や血糖はよく説明を受けると思います
透析の効率についてはいかがですか
私は患者さんに効率の説明をするときには
『今の透析のやり方で毒素が良く抜けているかをみる透析の効率は問題ないので、今のやり方を続けましょう』などとお話しています
この透析の効率は色々検査方法がありますが、一般的にKt/V(ケーティーオーバーブイ)が使われることが多いです
Kt/Vは1回の透析で総体積量の何回分をきれいにしたかを示しています
毒素がよくとれたほうが体にいいので、Kt/Vは大きいほうが予後がいいという傾向があります
透析の効率を上げるためには
①透析時間を延ばす
②回数を増やす
③ダイアライザの膜面積を大きくする
④血流量を上げる
などありますが、一番大切なのは時間だと思います
週3回1回4時間の血液透析治療が一般的ですが、これは最低ラインとも言えます
なぜなら、もともとの腎臓の働きの7%しか毒素を取り出せてないからです
透析時間が短い人は、死亡率が高くなる傾向があります
週3回1回4時間透析を行っている方の死亡率を基本に考えると、3~4時間透析の方では死亡率が約20%も上昇してしまいます
1時間短くするだけで
たった1時間と思うかもしれませんが、積もり積もって体に影響を及ぼすので、しっかり4時間透析を行うことをお勧めします
日高病院腎臓病教室youtube
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2010年から毎月腎臓病の教室を行っています
遠方の方から
『参加できないけど内容を知りたい』
といわれたのがきっかけでブログをはじめました
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