難病申請について | 腎臓内科医のつぶやき

腎臓内科医のつぶやき

気軽に腎臓病について知っていただく機会を作りたいと思って、2010年から月1回の腎臓病教室を始めました。教室でお話した内容や、腎臓関係のマメ知識をお話できたらいいなと思っています。2018年12月にyahooブログから引っ越ししました。


腎臓の病気は沢山ありますが、長期間の治療を要するものも少なくなく、
本当に沢山の負担がかかります。
今日は金銭面のお話しを少し。。




難病に悩む患者さんとその家族から、
医療費助成の対象疾患のさらなる拡大と見直しの声が強くなったので、
国は指定難病という制度を新たに作り、医療費助成に乗り出しています。



難病の定義は

難病(難病の患者に対する医療等に関する法律 第1条)

ヒヨコ発病の機構が明らかでなく
三毛猫治療方法が確立していない
黒猫希少は疾病であって
トイプードル長期の療養を必要とするもの



指定難病(医療費助成の対象)(難病の患者に対する医療等に関する法律 第5条)

難病のうち以下の要件をすべて満たすもの
ヒヨコ患者数が本邦において一定の人数(人口の0.1%程度)に達しないこと
パンダ客観的な診断基準(またはそれに準ずるもの)が確率していること






それぞれ診断されているだけではだめで、重症度なども申請には必要となります。

例えばIgA腎症の重症度分類は
A:CKD重症度分類ヒートマップが赤の部分の場合
B:蛋白尿0.5g/g・cr以上の場合
C:腎生検施行例の組織学的重症度ⅢもしくはⅣの場合

です。

ちなみにAのヒートマップが赤の部分の人は
CKDG3aなら、蛋白尿が0.5g/g・cr以上のA3
CKDG3bなら、蛋白尿0.15~0.49g・g・crのA2もしくはA3
CKDG4+CKDG5
の方です。


上記に当てはまる人は、IgA腎症は扁桃摘出+ステロイドパルス療法を行う方が多いと思います。
扁桃摘出前に申請が出せると、手術から助成が得られるのでいいですよね爆  笑

もし上記疾患にかかっている方がいれば、一度主治医の先生に難病申請についてご相談してみてくださいねウインクウインク