今日は『痛みどめ』について…
どうして腎臓の機能が弱っていると薬による障害(腎障害)が起こりやすくなるんでしょうか![?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/095.png)
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尿に捨てられる薬なら、腎臓を通る時に濃くなるので、薬の作用が出やすくなったり、副作用が起こりやすくなるんですよ![DASH!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/178.gif)
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痛みどめの一大勢力である『NSAIDS』という種類では、腎臓に行く血流を減らしてしまうので、腎臓に血液が足らなくなり、腎機能が低下してしまうんです![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
![アセアセ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/100.png)
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それとは別に
NSAIDSでは、胃など消化管を傷害しやすいため、出血などを起こしやすく、命を落とすような重篤な状態となる場合もあります。
特に
高齢の方
高血圧・糖尿病・肝硬変・うっ血性心不全・ネフローゼ症候群の方や
ある種の血圧を下げる薬(ARB・ACEI)を服用中の方
脱水状態の方
などでは、NSAIDSを服用することで、腎障害を引き起こしやすくなります。
そのため、慢性腎臓病ガイドラインでは
慢性腎臓病患者さんでは、NSAIDSはなるべく使用しないよう推奨しています
では、慢性腎臓病患者さんの痛みどめは何がいいのでしょう![!?](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/094.png)
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『アセトアミノフェン』という痛みどめが推奨されています。
これは腎臓に対して副作用が少ないだけでなく、消化管の出血などを起こす確率も少ないとされています![ドキドキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
![ドキドキ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/031.gif)
痛みがあるまま生活できませんから、上手に薬とつきあう必要がありますよね。
腰が痛い、膝が痛い、頭が痛いなどあると、気軽に痛みどめを買い、服用してしまうかもしれませんが、『副作用がない薬はない』と思って、慎重に使ってくださいね![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)