血液検査でカリウム値が高くなっている方は、カリウム制限を指導されていると思います。
カリウムは食べ物ほぼ全部に入っています(特に果物や生野菜に多く入っている)が、同じ食材でも部分を変えたり、調理法を変更してみることでカリウム摂取量がかわります。
特にカリウムが多く含まれている食材は知っておいて、他は調理法や食べるようで調節してみてくださいね
カリウムは1日2000㎎以下、または1500㎎以下と指導されていますよね。
カリウムが多く含まれていて、日常的に食べているとカリウム値が高くなりやすいものは
さといも、じゃがいも、温州みかんなどです。
覚えておいてくださいね。
では
カリウム200㎎を含む量はどれくらいかみてみましょう
注意食材
さといも 36g (たった2かけらくらいです
)
じゃがいも 61g
温州ミカン(可食部) 133g
冬の鍋に定番の食材を挙げてみます。
カリウム200gとなる量です。
ゆでた白菜 125g
根深ねぎ 生 111g
ゆでたかぶ(根・皮むき) 80g
ゆでた春菊(葉) 74g
まだら(生) 42g
ゆでたほうれん草 41g
生干しししゃも 50g
とこんな感じです。
血液検査の結果から、尿素窒素(BUN)やリン(P)の値を確認すると、自分が自分がどんな食べ物をとりすぎているかを知る助けになります。
検査の度に、思い返してみてください。
いつも高めの方は、食べたものを書いておいて、主治医・栄養士に見せていただくと、楽にカリウム値がコントロールできますよ
カリウムと、尿素窒素、リンに影響がでやすい食材を大雑把に分類してみます
各食材の量と栄養価は、カリウム200㎎が含まれる量に統一していますよ
カリウムと同時に尿素窒素・リンも上昇させやすい食べ物
肉類・卵類・豆類
豆乳 105g
たんぱく質 3.8g
リン 52㎎
たんぱく質もリンもたくさん含まれていますね
カリウムと同時に尿素窒素のみを上昇させやすい食べ物
魚介類
まぐろ赤身生 53g
たんぱく質 13.9g
リン 142㎎
赤身よりトロは、たんぱく質が少なくカロリーが多く含まれているので、たんぱく質を減らしカロリーアップしたい方には向いています
カリウムと同時にリンのみを上昇させやすい食べ物
種実類
カヒューナッツ(フライ・味付けあり) 34g
たんぱく質 67g
リン 166㎎
一度食べ始めるとつい手が伸びちゃうんですよね。
あらかじめ食べる量をお皿に盛り、それ以上は食べないと決めておいてから食べ始めるといいですよ
尿素窒素・リンを変動させず、カリウムのみ上昇させやすい食べ物
いも・でんぷん類、野菜類、果実類
グレープフルーツ 生 143g
たんぱく質 1.3g
リン 24㎎
ゆでたブロッコリー 111g
たんぱく質 3.9g
リン 142㎎
ドライフルーツは、水分が抜けていますがカリウムは減っていません。
小さくなっているので口に入る量も自然と増えがちです。
乾く前の量を想像して、食べる分たけお皿に盛ってから、楽しんでくださいませ
秋には果物
冬はドライフルーツや芋煮などで、カリウム値が高くなりがちです。
意識していれば大丈夫ですので、上手に楽しんでくださいね
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