食品のカリウム量目安を知ろう | 腎臓内科医のつぶやき

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気軽に腎臓病について知っていただく機会を作りたいと思って、2010年から月1回の腎臓病教室を始めました。教室でお話した内容や、腎臓関係のマメ知識をお話できたらいいなと思っています。2018年12月にyahooブログから引っ越ししました。

血液検査でカリウム値が高くなっている方は、カリウム制限を指導されていると思います。

 

カリウムは食べ物ほぼ全部に入っています(特に果物や生野菜に多く入っている)が、同じ食材でも部分を変えたり、調理法を変更してみることでカリウム摂取量がかわります

 

 

特にカリウムが多く含まれている食材は知っておいて、他は調理法や食べるようで調節してみてくださいねウインク

 

 

 

 

カリウムは1日2000㎎以下、または1500㎎以下と指導されていますよね。

 

 

カリウムが多く含まれていて、日常的に食べているとカリウム値が高くなりやすいものは

さといも、じゃがいも、温州みかんなどです。

覚えておいてくださいね。

 

 

 

では

カリウム200㎎を含む量はどれくらいかみてみましょう音符

 

 

爆弾注意食材爆弾

ムキーさといも    36g (たった2かけらくらいです!!

ムキーじゃがいも  61g

ムキー温州ミカン(可食部) 133g

 

 

 

 

 

冬の鍋に定番の食材を挙げてみます。

カリウム200gとなる量です。

 

ダイヤオレンジゆでた白菜   125g

 

ダイヤオレンジ根深ねぎ 生  111g

 

ダイヤオレンジゆでたかぶ(根・皮むき) 80g

 

ダイヤオレンジゆでた春菊(葉)   74g

 

ダイヤオレンジまだら(生)     42g

 

ダイヤオレンジゆでたほうれん草 41g

 

ダイヤオレンジ生干しししゃも   50g  

 

 

とこんな感じです。

 

 

 

 

 

血液検査の結果から、尿素窒素(BUN)やリン(P)の値を確認すると、自分が自分がどんな食べ物をとりすぎているかを知る助けになります。

検査の度に、思い返してみてください。

いつも高めの方は、食べたものを書いておいて、主治医・栄養士に見せていただくと、楽にカリウム値がコントロールできますよ目

 

 

 

 

 

 

 

カリウムと、尿素窒素、リンに影響がでやすい食材を大雑把に分類してみますピンクハート

 

各食材の量と栄養価は、カリウム200㎎が含まれる量に統一していますよウインク

 

 

 

 

 

 

 カリウムと同時に尿素窒素・リンも上昇させやすい食べ物

肉類・卵類・豆類

豆乳    105g

たんぱく質 3.8g

リン     52㎎ 

たんぱく質もリンもたくさん含まれていますねアセアセ

 

 

 

 

 

 カリウムと同時に尿素窒素のみを上昇させやすい食べ物

魚介類

まぐろ赤身生  53g

たんぱく質   13.9g

リン        142㎎

 

赤身よりトロは、たんぱく質が少なくカロリーが多く含まれているので、たんぱく質を減らしカロリーアップしたい方には向いていますむらさき音符

 

 

 

 

 

 

 カリウムと同時にリンのみを上昇させやすい食べ物

種実類

カヒューナッツ(フライ・味付けあり)  34g

たんぱく質    67g

リン        166㎎

 

一度食べ始めるとつい手が伸びちゃうんですよね。

あらかじめ食べる量をお皿に盛り、それ以上は食べないと決めておいてから食べ始めるといいですよハート

 

 

 

 

 

 

 尿素窒素・リンを変動させず、カリウムのみ上昇させやすい食べ物

いも・でんぷん類、野菜類、果実類

 

グレープフルーツ 生  143g

たんぱく質    1.3g

リン        24㎎

 

 

 

ゆでたブロッコリー  111g

たんぱく質  3.9g

リン      142㎎

 

 

 

ドライフルーツは、水分が抜けていますがカリウムは減っていません。

小さくなっているので口に入る量も自然と増えがちです。

乾く前の量を想像して、食べる分たけお皿に盛ってから、楽しんでくださいませブルー音符

 

 

 

 

 

秋には果物

冬はドライフルーツや芋煮などで、カリウム値が高くなりがちです。

意識していれば大丈夫ですので、上手に楽しんでくださいねハート

 

 

 

 

 

 

 

 

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