私の師事するK先生より、以下のメールを頂戴いたしました。(原文のまま)
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東日本大震災以来、話題は、菅さんの悪口さえ言っておけば、話が尽きない風土になってきました。
菅さんは勿論ですが、私は、一番気にしなければならないのは、そんな人物を首相に選ぶ、民主党の体質、それを防ぐことの出来ない「日本の議会制民主主義」、それをココまで煽いできたマスコミ・評論屋体質にこそ問題があると思っています。我々は、彼ら個人、団体のくだらなさを、直接的には知り得ないのですから。そして、可成りの確率で、菅さんは解散をするでしょう。しなかったら、菅さんの次の連中が、後2年近くを、民主党政権で行くのです。といって自民党は、谷垣氏トップでは、現状と似たようなモノ、我々は、エライ国に生まれ、生きているのですね。
結果として、能力のある大企業は、①円高、②量と価格の電力問題、③法人税の高さ、④TPPを主とする問題意識から、海外流出を急ぐでしょうね。民主党のやることは、部分最適・全体不適の政策ならぬ、政策ゴッコばかりです。
その中で、外に出られぬ中小企業は、どんな体質の企業にすればいいのか。その答は一つ。
仕事を面白がる企業、仕事を面白くする企業、お客様に面白いモノを提供できる企業
ありふれたモノを、安く、多くなど、昔々の話。・・・以下、省略。
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正に、強いリーダーシップを発揮して、この国難を乗り切れるような人物が政治家の中に見当たりません。菅首相は、先日唐突に「脱原発宣言」を公式に行い、その後、内外から批判が出ると「個人の考え」だと注釈を付け加えた。国の首相が公式に発言する際には「個人の考え」などありえないのではないでしょうか?内閣や党のメンバーと意思疎通や議論もせず、首相という立場や権限を悪用して日本にとっての「マイナスイメージ」を振りまいている。日本を取り巻く近隣諸国にとってはまたとない攻め時。
しかも、一国の首相はひとつのことだけに関わっていてはいけないのではないでしょうか?もちろん、優先度重要度が高いのは「東日本の復興」であることに異論はありません。しかし、それ以外にも重要な案件が山積しているのです。
菅首相には、日本にとっての国益をもっと大局的且つ長期的に考えた上で、もっとも良いと思える判断をして行動していただくことを望みます。
今回のW杯での「なでしこジャパン」の優勝をキッカケに、もう、この閉塞感を打破したいものです。