「ガンが怖いからがん保険に加入する」というケースを考えてみましょう。
本当は、ガンが怖いのであれば、定期的に検診を受けたり、生活習慣を向上させたりすることが大切なはずです。
ここで使われる「ガンが怖い」というのは「ガンになった時の収入やがんの治療費の準備」のことを言っているのであれば、ガン保険での準備ではなく、ガンになっても収入が入ってくる方法をあれこれ模索し、あの手この手を使って備えることが賢明です。
保険の最大のデメリットは「使えないケースがある」という点です。
もし仮に、この相談者が毎月500万円の不労所得(利子・配当・不動産・など)がある人だとすると、入院の保険やガン保険が必要なのでしょうか?
いえいえ、毎月の定期収入で、充分に治療費などを支払えます。
また、ガンが怖い場合、ガンにならないことも同時に考えてほしいのです。
ガンになってもならなくても、老後に向けて不労所得を強化していくのには時間がかかるので、即効性のある保険でとりあえず準備はしますが、不労所得の状況に応じて保険を減らしていく(保険の卒業)ことが望ましいのです。(詳細は第八章)
誰もが共通して幸せでありたいと願います。
しかし、幸せである状態は十人十色考え方がそれぞれ違います。
更に、幸せになるための努力や方法は千差万別、様々なのですから、目的を見据え、様々な考え方を検討し、ありとあらゆる手段を講じることが目的達成のコツなのです。