新型インフルエンザワクチン助成 | 社会派Dr.Naruのブログ

新型インフルエンザワクチン助成

最近、中野区は予防接種に関しては本当に努力をしてくださっています。

水疱瘡(水痘)おたふく(流行性耳下腺炎)の予防接種の一部公費負担。

これは23区の中でも少ない助成となっており、

区議会に感謝している次第です。


そして新型インフルエンザワクチンに関しては、

現在、野党となってしまった自民党が、

国が優先接種と言うのなら、

優先接種の対象者だけでも無料にするとか助成しないのか!?

なんて話も出ていました。


そんな中、新型インフルエンザワクチン接種に関して、

中野区が実施する費用助成について、

補正予算等に関して、

中野区議会で了承をいただけたようです。


区のホームページにもアップするようです。

中野区の費用助成内容

1 国が定めた優先接種対象者のうち非課税世帯(接種対象者が属する世帯員全員が非課税の世帯)は、

全額補助

2 国が定めた優先接種対象者のうち上記非課税以外の妊婦、

及び、1歳~小学校6年生に対しては、接種回数に関わらず、1回のみ2000円を補助

東京都の10月11日までの入院サーベイランス情報では、

入院の7割が10歳未満の小児だったようです。


助成対象者へは、

接種前に区から「仮称:ワクチン接種費用助成券」を発行するようです。

そして我々医療機関では、

接種後に助成券を回収し助成券に記載された助成費用を減額した額を、

自己負担として徴収するようです。
 
特に、区が事前に優先接種対象として把握ができない以下のような方
①妊婦や基礎疾患を有する高校生相当の年齢を超える64歳までの方
②11月初旬以降(区が住民情報で対象を把握した以降)、

新たに国が定める優先接種対象となった方(新たに妊娠した基礎疾患が重症化した場合・・・等)

については、

今後、区が作成するちらしを医療機関で渡すようにしたり、

区のHP(助成券交付申請書の案内)にてご案内いただけるようです。
そして区がご本人の申請を受け、助成券を発行するようです。

近日中に東京都は、

優先接種対象者の接種開始時期や接種医療機関について公表すると思われます。


今までは他の区でしていないからと重い腰を上げない印象もありましたが、

ここ数年はこのような助成に中野区は積極的です。

若年層ばかりの感染の印象もありますが、

中高年の重症患者さんの話もあるので、

予防接種は絶対的に必要とは言いませんが、

念のために接種した方が良いのかもしれませんね…