大学卒業後は就職し、仕事に追われる日々を過ごしていました。

あっという間に1年目のボーナスになり、嬉しくてご褒美に憧れのブランドのミュールを購入しました。私にとってはかなり高値でしたが、仕事を続けていく意味を込めて…気持ちを引き締める目的として購入しました。

ミュールは休みの日に履いて、履かない日は箱に入れて下駄箱にしまっておきました。

ある日、ふとミュールが気になり下駄箱を開けてみると…箱に入っているはずのミュールが外に出され、箱内には母の靴、蓋にも父の靴、付属の巾着袋にも母の靴が入っていました。

私は「なんで私のミュールを箱から出して、その箱と袋を勝手に使っているの?ミュールを大切にしまっておいたのに」と、母に聞きました。すると母は瞬時に怒りだし、「こんな箱、好きにすればいいでしょ」と言って、箱と巾着袋から靴を出し、私に箱と巾着袋を投げつけて部屋へ行きました。

私は、何が起きたのか、どうして母から箱を投げつけられたのか理解できず、ただただ悔しくて泣いていました。

母は怒鳴りながら箱を投げつけてきたので、祖母はその音で玄関に来ました。祖母が来た時、母はすでに部屋へ行ったところでした。

箱が散乱して泣いている私を見て、祖母は「あの人(母)は、何でも人の物を勝手に片付けて、自分の物にしちゃうんだよ」と。祖母は何度もそういうことをされてきたと言っていました。

この一件で、母は自分が買っていない家族の物を自分の物のように、自分の好きなように片付けて使っていることがわかりました。

私はそれ以来、母に使われたくないものは全て部屋に置くようにしました。

母が家族の購入品を自分の物のように扱う姿に、私は強い違和感と恐怖を感じました。