先日、家電量販店でスマホの手続きをしていた時のことです。

長男がふと、こんなことを言いました。

「今日、俺泊まっていくよ。俺の寝る部屋、あるでしょ?」

私は少し驚きながらも、

「ママのベッドを使ってね」と伝えると、

長男は「わかった」と、あっさり答えてくれました。

脱出してから、以前こんな会話をしたことがあります。

「もし帰省するなら、ママの家に泊まれるからね」

その時、長男は

「ママの家に俺の部屋はないでしょ?

だから帰省した時は日帰りか、ホテルに泊まるよ」

と話していました。

だから今回も、きっと日帰りするものだと思っていました。

それが、実際に「泊まっていく」と言ってくれたこと。

正直、とても嬉しかったです。

本当は、長男の部屋も用意できる家に住めたら理想です。

でも、現実的には家賃や生活費を考えると、簡単ではありません。

それでも、

「部屋があるかどうか」よりも、

「帰れる場所だと思ってくれたこと」の方が、

今の私には何より大切でした。

限られた環境でも、

家族として過ごせる時間があること。

それだけで、十分だと思えた一日でした。