「入梅」以降、気候は雨が多く湿度の高い梅雨の時期に入り、外の湿気が原因で体内に「湿邪(しつじゃ:体に悪影響を及ぼす湿気)」が非常に溜まりやすくなります。

 

中医学の養生の核心は、胃腸の働きを整えて水分代謝を促す「健脾化湿(けんぴかしつ)」と、暑さを防ぎながら体のエネルギーを守る「防暑護陽(ぼうしょごよう)」にあります。普段の生活では冷えを求めたり冷たいものを飲んだりすることを避け、胃腸を整え湿気を排出する食材を適度に取り入れましょう。また、ツボ押しや温水での足湯を利用して湿気と冷えを追い出すことも大切です。

食事:胃腸を整え湿気を出す、さっぱりした食生活。湿気は胃腸(脾胃)の働きを妨げやすいため、食事はさっぱりしたものを心がけ、生の果物や冷たいもの、油っこく味の濃い食べ物は、胃腸のエネルギー(陽気)を傷つけるため控えてください。

 

おすすめ食材:あずき、ハトムギ(薏苡仁)、ブクリョウ(茯苓)、山芋(山薬)、オニバスの実(芡実)、冬瓜など。養生茶(おすすめのお茶):生姜(しょうが)、紫蘇(しそ)、陳皮(ちんぴ:みかんの皮)、ハスの葉をお湯に混ぜてお茶代わりに飲むと、体を温めて冷えを追い出し、胃腸の働きを活発にして食欲を高める効果があります。

 退行性疾患へ漢方早期介入メリット

 

 🌸心身の全体的な調律:五臓六腑と気血のバランスを整えます 

🌸視機能のサポート:視力や見え方の質を底上げします の早期介入:

🌸加齢黄斑変性、緑内障などの進行性病変に対し、初期段階から悪化を防ぐアプローチが可能

 

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立夏の到来、今は「心を養い、陽気を守る」時



 春の気配が遠のき、夏の兆しが芽生え始める中、5月5日に夏の最初の節気「立夏」を迎えます。これ以降、暑さが増し、雨も多くなり、湿気と熱気が混ざり合う時期となります。春夏が入れ替わるこの時期、人々の養生スケジュールには「心を養い、陽気を守る(養心護陽)」ことが重要となってきます。
 中医学(中国の伝統医学)の考えでは、夏季は「陽気」が外側で盛んになり、「陰気」は内側に潜みます。人間は天地と呼応しており、体内の陽気も体の表面へと向かい、気血の巡りが盛んになります。しかし、立夏の時期には特有の健康課題もあります。

   

中国中医科学院西苑医院・心血管第一科の主任医師である董国菊氏は、次のように解説します。中医学では、夏の気は「心(しん)」の気と通じていると考えられています。立夏を過ぎると、人体の陽気が外へ浮き上がり、「心火(しんか)」が旺盛になりやすくなります。これに天候の暑さや発汗の増加が加わることで、イライラや不眠、口や喉の渇きといった症状が現れやすくなります。また、脾胃(消化器系)の機能も相対的に弱まるため、冷たいものを好んで摂りすぎると「脾陽(ひよう)」を傷つけやすく、消化不良や下痢、腹痛を引き起こす原因となります。
 「春は『舒(のびやかさ)』が尊ばれ、陽気がスムーズに生まれるのを助けますが、立夏は『静』が尊ばれ、外に浮き上がる陽気に順応しながら、焦燥感や怒りを戒めることが大切です」と董氏は述べています。日常生活においては、春は「夜に寝て朝早く起きる」だけで十分でしたが、立夏にはさらに「昼寝(午睡)」を加えて心気を養い、暑さによるダメージから心を守ることが必要です。同時に、気を補い陰を養うことも意識すべきですが、「夜に寝る」のは遅くとも23時を超えないようにし、昼寝は15分から30分程度にとどめるのが良いでしょう。