意宇六社

おうろくしゃ
 
出雲國意宇郡(島根県松江市)にある、出雲国造ゆかりの六つの神社。
 
 
熊野大社(松江市八雲町)
 
神魂神社(松江市大庭町)
 
眞名井神社(松江市山代町)
 
八重垣神社(松江市佐草町)
 
六所神社(松江市大草町)
 
揖屋神社(松江市東出雲町)
 
 
意宇郡の由来は、出雲国風土記の国引き神話から。「八束水臣津野命」が、国引きを終えた後に意宇社(おうのもり)に杖を衝き立て「意思(おえ)」と言ったことに由来。
 
六所神社(国府総社)の隣には出雲国府跡があり、古代出雲の中心地。
 
神魂神社は、出雲国風土記や延喜式神名帳には載っていないが、出雲国造家の斎場との説もある。近くには古代の出雲国造館跡の推定地があり、明治までは神魂神社参道周辺に千家・北島両国造家の館があった。
 
古くより「六社さん」とも呼ばれ崇拝を受けてきた意宇六社。この六社を巡拝する「六社参り」は、江戸時代の「出雲神社巡拝記」にも記載されている。
 
 
 
神魂神社近くの国道432号線に、『有』というバス停がある。
この辺り一帯が『有』という地名だったようだ。
元は出雲国造家の社地だったのか?
 
私は、六社すべての御神紋に『有』が使われていたのではないか?と思っている。
(神魂神社、眞名井神社、六所神社は「二重亀甲に有」の御神紋。出雲大社の古い時代の御神紋も実はこの御神紋。)
※私が作成したため、実際の「有」の書体とは少し異なる。
 
『有』の字は、神有月の「十月」を組み合わせて象形したものと伝えられる。
 
この字がすごく気になる。他にも何か意味があるような気がする。
 
旧暦十月は神無月、出雲では神在月。
『有』という字には、古代出雲の鍵となる何かが秘められているのかもしれない。