9月1日(日)
11:00
病院に到着。
ここ…確か昨日別れを告げた気がするけどな…………
なんて思う余裕はなく、陣痛の痛みと流れ続ける破水に体がうまく動かず、歩けないことはないけど、ちゃっかり車イスに乗せてもらいました(;´∀`)
Kちゃんが総合受付に
「嫁が動けない」
と言ってくれたのか、お馴染みの産科病棟についたら、「今すぐ産まれそう」なかんじで伝わってたらしく………



あぁ、なんかすいません



とりあえず診察に。
迎えてくれたのは、入院中、逆子が直らないときに相談に乗ってくれた助産師S原さん。よかった!!今日Gさんいなくてよかった!!
↑
自分の経験上と入院仲間の話から、いろんな不安要素があったので、Gさんだけには当たらないように日々願ってたのです。
真っ先に
「S原さん、今日何時までですか?」
と聞いてしまった。その冷静さはありました(笑)
助「17時までだよ
」私「よかった~
!!17時までに頑張ります」診察室に入る。ジワジワ下から出続けてるから、歩き方が変。
見慣れた診察室に、とうとう私お産で来たんだ。
なんて感慨にふける余裕はなく、診察台に横になる。
担当は若S先生。
ああ、そうでしたか…。
ゴッドハンド
がよかったな………と、思う冷静さはやっぱりある。ゴメンナサイ、S先生。
腹部エコーで赤ちゃんの状態と、羊水の量など見て内診へ。
下着脱ぎましたが、もちろんチョロチョロ出続けてます。
少し出血もありました。これがおしるしかーと思う。
チョロチョロ出続ける中、内診。
さぞ痛いんだろうと思いましたが、まったく痛くなく、S先生が子宮口の開きを確認する。
「5㎝、90%です」
ご……5㎝も開いてんのか……(゚Д゚;)
内診終了して分娩待機室(陣痛室ですね)へ移動するとき、S原さんから衝撃の一言が………
「Gさーん、○○さん(私の名前)一旦待機室ですー」
ええぇぇぇええ(((゚Д゚;))))))!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いたの!!!????
「あ、なんだー(まだ待機か)!!」
と、分娩室からGの声(もはや呼び捨て)。
どうやら、すぐに産まれると思われていたらしく、あわてて分娩の準備をしてたみたいで。
だからって「なんだ」はないでしょ。
こっちはもう必死だよ(;`∀´)!
待機室に行き、モニターを付け、点滴の準備をし始めるG。
3ヶ月の点滴漬け生活で、もう刺す場所がない血管の一体どこに刺すんだろう………
血管を探し、探し、探すG。
早く抗生剤を入れないといけないけど、失敗してほしくない。
「手の甲しかないかなー」
と呟くGに
「それだけは嫌ですー(涙)」
と訴える。これから来る陣痛に耐えるのに、手の甲に針が入ったままなのは怖すぎる………(←自分がどんな動きをするのか予測が不可能だし、手の甲は痛いイメージしかないから)
「他の方いませんか?」
と、陣痛の痛みに耐えながら聞いてみたら、違う人を呼びに行ってくれました。今思うと失礼なことを言ったかなと思うけど、この時はそんなこと思えなかった

Gはボソッと
「う~ん、私には見つけられない……」
と言い残し、待機室を後にする。
この最中、お母さんが病院に到着。
営業が終わってからそのまま長野に向かってくれたKちゃんに、シャワーを浴びに実家に行ってもらう。
まだ私に余裕があると思ってるのか、若干ヘラヘラしてるKちゃんにムカついた私は、追い出すかのように実家に向かわせました(笑)
よく、妊婦さんが陣痛中の旦那にイライラすると聞くけど、まさにそれ(;´∀`)
場を和まそうとしてくれて色々冗談言ってくれるのはわかるけど、こっちは痛くてそれどころじゃないから!!
……と、この時は全く笑って応える余裕もなかった。
今思えば、陣痛が結構進んでたんだろうなって思う。
Gの代わりに待機室に点滴をしにきてくれたのはS原さん。
Gがいないことを確認して
「私の担当Gさんですか?S原さんがよかった………(´;ω;`)」
と、陣痛の痛みの中相談。
以前Gに取り上げてもらったという経産婦さんが、
「Gさんのリードは全然ダメで、初産の時の経験を思い出しながらお産した」
と言っていたのを聞きまして。
初産でテンパってる時にそんなんじゃ信頼して集中できない。
ただでさえ、普段からGには、入院中で不安になってる妊婦に対する言葉や行動じゃないだろって感じることが多くって………
S原さんは
「付いてるから大丈夫だよ」
と言ってくれた。
点滴を入れて、陣痛の痛みに耐えている私の腰を擦ってくれ、到着したお母さんに
「このへん(を擦ってあげると楽)かな」
と教えてくれて一旦病室を後にする。
陣痛の波が何度か来て、まだ逃せる程度だけどイキみたい感じが出てくる。
間隔は5分とかだったらしいけど、私には2~3分に感じた。
喉が渇いて、ポカリを買ってきてもらいたかったけど、陣痛の間隔が短すぎて、お母さんがいなくなるのが怖かったので、水で我慢。
陣痛が来る度に、ゴルフボールでお尻を押してもらう。
お尻ってゆうか、私の場合、ピンポイントで肛門でしたケドネ。
私、陣痛の時にボールで押してもらうのって、ずっと指圧的なかんじなのかと思ってたけど、赤ちゃんが出てくるのを押さえるためだったんですね
。精一杯イキみ逃しするけど、それもだんだん限界に。
「イキみ逃しが一番大変」
ってみんな言うから、こんなもんじゃないだろうと、とにかく耐える。
「あー来たーーー!!」
と、陣痛の波が来ると声を出してしまう………
途中タオルを噛んだりして耐える。逃す。
耐える。逃す。
耐える。逃す。
いつまでここで頑張ればいいのか、いつまでイキみ逃しすればいいのか…………
呼んでもしょうがないけど、ナースコールしちゃった(恥)
Gさんが来て
「点滴終わりました?」
と顔を出す。
あ、点滴終わったら呼んでって言われたの忘れてた

とゆうか、それどころじゃありません………
「い、今って、イキみ逃ししなきゃいけないんですよね?
」と、聞いてもしょうがないことを一応聞いてみた。
「そうだね。点滴終わったら呼んでくださいね。」
G去る。
も……もう少し何か掛ける言葉はありませんかね………
「大丈夫?」
とか、
「もう少しここで頑張ろう」
とか………。
業務的な事なんて、この状況で言われても。
とりあえず、「今は私がなんとかするしかないんだ」と、イキみ逃しに集中する。
陣痛が来る度にお母さんに押してもらう。
私はベットの柵にしがみつき、お母さんは力一杯私のお尻を押してくれる。
そして。
いよいよ、もうどうにも逃せない陣痛がきました!!
イキみたいけど我慢しなきゃとかゆうレベルじゃない。
必死で深呼吸をするけど、なにかが下りてくる感覚が止まらない。
痛いより、「出てきちゃう!!」ってかんじでした。
巨大ウ○コが私の意に反して勝手に出てくるかんじ。
もう限界!!
ナースコール連打(笑)
「もう無理!!出ちゃう出ちゃうーーーーーーー!!」
と、叫んでました………
なかなか来ないGにイライラしながら
「早く来て!!早くーーーー!!!!」
と、とにかく叫びまくってました。
G、登場。
遅ぇーーーーー!!!
実際早く来てくれたのかもしれませんが、限界に達していた私には長く長く感じ、Gにイライラ(笑)
Gを待ってる間に、猛烈にトイレに行きたい感覚に。大なのか小なのかわからないけど、とにかく分娩台よりトイレに駆け込みたい!!
「ちょっと子宮口チェックしますねー」
いやいやいや、今刺激されたら漏れちゃうから(゚□゚;))!!ベットの上で何出しちゃうかわかんないから!!
「ト…トイレに行きたい」
と言うと
「うん、それ赤ちゃんだからね」
(゚□゚;)))))
どなたかのブログで読んだことある………
トイレに行きたいと思ったら、赤ちゃんだったって………
こ……これのことかー!!
確かに陣痛治まったらトイレに行きたい感覚もなくなりました。
いよいよ、この後分娩室に移動します………………
つづく