入院71日目~緊急搬送で転院~ | じんつーLAND 

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2011年3月5日結婚。大切な家族になりました♪いつも「私らしく」をモットーに日々のことをのんびりやっていきます^^

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長野は快晴です。

昨日、午前のモニターで心拍が落ちた赤ちゃん。
通常120~160の心拍が、3分間くらい60まで落ちてたんだとか………

前にも同じようなことがあって問題なかったので、大して心配してなかったんですが、朝の診察の後にもう一度診察に呼ばれる。


再度、ゴッドハンドメガネによる診察。
異常は見当たらず、足にもしかしたら臍の緒が挟まってるのかも。


と。


午後のモニターも長めに取りました。

途中、何度か赤ちゃんの心拍が取れず、私は赤ちゃんが動いてるからだろうと思って、体制を変えてみたりしたんだけど、やっぱり取れなくて助産師さんがきて赤ちゃんの居場所を探す。

探して探して、探せずにいたら、突然バタバタと慌てて若S先生と別の助産師さんがカーテンを開けて入ってくる。

先生が病室にくることはほとんどなくて、しかもその硬い表情に私はびっくりするばかりで………

さっきまで
「赤ちゃんどこに移動しちゃったんだろーガーン
くらいな軽い気持ちでいたので動揺あせる

しばらくして

「ちょっとお部屋移動しようか」

って助産師さん。

「どこの部屋ですか?」

と聞いたら

「(分娩)待機室に行きますね」

って。

頭がパニックです。

すでに車椅子が用意されてて、乗せられ移動。

待機室に着くなり、酸素マスクを付けられる。

何が何だか理解できず頭が真っ白です。

ただ、良くないことが起きているんだと、怖くて泣きそうになりました。
助産師さんが出ていった後、不安で怖くて泣けてきた。

再度モニターを確認しに助産師さんが入ってくる。

しばらくしてゴッドハンドメガネ

「赤ちゃんの心拍が下がっていて、午後も何度か落ちました。もしかしたら早く出してあげた方がいいのかもしれない。ただ、赤ちゃんが小さいので、NICUのあるこども病院に搬送になります。着いたらそのまま帝王切開になるかもしれない。今救急車が向かっていますので。」


『こども病院』と聞いて、ショックで声をあげて泣いてしまった。


切迫で入院となった時から、こども病院だけはなんとしても避けたかった。

こども病院に行くっていうことは、赤ちゃんも母体もいい状態ではないとゆうことなので。

実家からも遠いから、家族の負担にもなるし。


なのに、無事に34週迎えて喜んでいた矢先のまさかの転院。

モニター付けられ、酸素マスク付けられ、導尿、子宮口チェック、されるがままで処置が終わり、慌てて駆けつけてくれたお母さんが「大丈夫だから!赤ちゃん動いてるからね!」って言ってくれる。


みんな優しい言葉をかけてくれるけど、それが切なくて悲しくて涙が止まらない。


「ここで産みたかった……」


そう言ったら、


「戻ってきてね!悪い方に考えちゃだめだよ!!大丈夫だからね!!お母さんになるんだからね!!」


って、朝、赤ちゃんの心拍が下がったのを見つけてくれたYさんがずっと近くで声をかけてくれた。


ゴッドハンドメガネから電話を受けたKちゃんも、お店を休ませてもらって駆けつけてくれることになった。


私は、とにかくパニック状態で、落ち着こうと思いながらもすぐに不安の波が押し寄せて、いろんな人にいろいろ声をかけてもらったり、説明されたりしたけど、あんまり覚えてないです。
頭が全然追い付かなかった。

到着した救急隊員に運ばれて救急車に。


「外に出ますよ。外はあっついですよニコニコ

救急隊員の人が話しかけてくれて、2ヶ月以上振りの外の空気。一瞬だけど、外の空気に触れました。

外までYさんが見送ってくれて
「◯◯さん(私のこと)、待ってるからね!!」
と。
うなずくだけで精一杯。


救急車には主治医の女医先生と、研修医くんが同乗してくれました。


初めての救急車は、聞いてはいたけど揺れが激しくて、乗り心地はよくなかったです。
ただ、みんなすごく優しかった。

落ち着こう落ち着こうと、何度も深呼吸した。


20分くらいして、こども病院に到着。
そのまま診察室へ。
先端医療の空気を感じる。
私が点滴や採血、とりあえず赤ちゃんの状態をエコーで診てもらってる間、女医先生が状況を伝え、必要な資料を引き継いで帰っていった。


私は内診やらエコーやらを時間をかけて診てもらい、緊急性はとりあえずないと判断されました。


子宮口1.5㎝~2㎝。軟らかい。
赤ちゃんに異常は見られず、心拍も安定。
おそらく臍の緒を踏んづけていたのではないか。
胎盤の端っこに臍の緒が付いているようにも見えるから、赤ちゃんが小さいのはそのせいかも。

とのことで、病室に移りモニターを付けていると、荷物をまとめてくれたお母さんと、お父さん、甥っ子が入ってきた。
随分待たせてしまいました。


なんか、ほっとしたってゆうか、申し訳ないとゆうか………


いろいろ身の回りのことをしてくれて、帰ってもらいました。
せっかくの夏休みなのに、病院ばっかりで甥っ子には可哀想なことしちゃったなあせる
お母さんにもお父さんにも心配かけちゃって。


Kちゃんが松本に着く頃に、仕事終わりのお姉ちゃんが迎えに行ってくれて、8時前くらいに2人で来てくれました。

やっと気持ちも落ち着いてきた頃だったけど、2人の顔見たらまた泣けてきた。

Kちゃんが泊まっていってくれたので、夜は結構寝れました。


1人だったらどれだけ心細かったか…………

来てくれて本当に有り難かったです。


夜、ごはん食べるときに一緒にいるのも2ヶ月半振り。
夜、話しながら過ごすのも2ヶ月半振り。
朝御飯一緒に食べるのも2ヶ月半振り。


幸せな時間です。
毎日一緒だと見えなくなるものに、お互い離れてみて気づきますね。


今夜、もう1泊してくれます。

明日から1人だー。

寝れるかな……


今でも気を抜くと危ない(苦笑)
すぐ泣きそうになる。

この辛い時間も1週間経てばまた慣れるのかな。

今回の入院は、今のところ2週間だけど、きっと37週までは帰れないような気がします。


赤ちゃんが無事に産まれてこれる大きさになるまで、私はお腹の中で守るのみです。



第5目標36w(早産だけど、治療不要のことがほとんど)まであと12日!!