運命学の話の途中でありますが、ここで話を中断して私のブログの読者に、年の瀬にふさわしい『詩』をプレゼントさせていただきます。
長い詩ではありますが、最後までお読みいただけたら幸いです。
『社長の人間学』 伊藤 肇 著 白馬出版刊
作者は日本碍子相談役(当時) 野淵 三治 氏
また新しい年がやってきた
これを楽しく考えようではないか
一つや二つのことでみると
あるいは去年の方がよかった
そんなこともあるだろう
しかし綜合的に考えると
今年の方がよいにきまっている
そう考えない人は不幸だ
人間の進む速度は
神様からみた場合
相当遅いのかもしれないが
それでも年々旧い殻をひとつひとつ
脱いで進んで行く
それが人間だ
そのことを信じよう
かなり矛盾を孕んだままの進みかもしれないが
それでも人間はやはり人間を信じよう
嘘をつく奴
偽装する奴
それらは実体把握に面倒だから
後まわしにして置いて
信ずるとともに愛しあおう
愛して騙されたら
騙された方が勝者と思え
よく騙す奴は相手にしない方がよい
愛する以上かなり愛に価する奴を愛そう
花がどんなに美しくても
余りあくどい花には、ちょっと、顔をそむけたい
健康で清潔で本当に空気がうまいような日常を送ろう
くよくよするな
ベストを尽くせば
明日には明日の風が吹く
そして、余り難しいものは少し後まわしにして
よくわかるものから咀嚼していこう
世の中にある美しいものを
人に迷惑をかけずに玩味していこう
また新しい美、それも探しにいこう
人間の生活する世の中が
少しでもよく進むように努力しよう
真理の追求、それは実に大切だ
頭に弾力性のない奴は
弾力性をもつようにしてやろう
いくら努力しても判らぬ奴は放って置け
こちらも先を急ぐのだから・・・
一旦、志したことは必ずやり遂げよう
一片耿々の志と謂うものだ
これがなくては人間に締りがないことになる
現実を尊重することも大切だが
将来を考えることがより大切だ
歴史を研究しなくては現実がわからない
考えることを何より大切にしよう
創造改革の母は考えることだ
悪いことには勇気をもって挑戦しよう
そうでなくては世の中がよくならない
挑戦すれば犠牲が出る
清らかな犠牲はみんなで庇うのだ
老人は総じて考え深いが勇気がない
勇気をもつ者、情熱や夢をもつもの
それは年齢にかかわらず若人だ
ボーイズ・ビ・アンビシャス
この言葉はよい
しかし、余り疲れた人は
しばし路傍の草に腰をおろして
道ゆく人を眺めるがよい
人も決してそう遠くへは行くまい
ツルゲネフのいったこの言葉を味わおう
地球の闇があければ陽が昇る
淡々と赤く燃えた太陽が
たとえ悩み多き夜であっても
この陽の光で悩みを消そうではないか
夜の帳がおろされると
静かな月が出、満天の星が輝く
いかに激しい労働で身が熱しておろうと
激務で頭が疲れていようと
天の星と地上にともる温かい灯で
熱や疲れをさまそうではないか
草木が一年毎にその丈を長くし
人間の子供もまた伸びて行く
去年みた花より今年みる花の方が
大きく立派であってほしい
新年と元気に楽しく握手しよう
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