加勢大周の事情 | ごろつき中年ニートの怒りと弱音の日々

ごろつき中年ニートの怒りと弱音の日々

新宿歌舞伎町でホスト、ソープ、ポン引き、ボッタクリ、取立て屋、カジノ等の職につき、

一時はカジノ、麻雀荘、喫茶店等を経営していた男の、落ちぶれニート生活!!

加勢大周が我々くすぶりニートの仲間入りをするようだ。


薬物なんかで、今の恵まれた環境を捨てるとは、なんて、バカな男だ。
ほとんどの人はそう思っただろう。
私も最初は、そう思ったが深読みすると、仕方なかったのかもと思うようになった。


普通、初心者は鼻や口の粘膜からシャブを体内に入れるのでポンプ(注射器)
は使わないが、加勢の部屋からはポンプが数本押収されている。


俳優なのだからベットシーンの可能性もあるだろう。


注射痕が残るポンプを使うことには躊躇いがあったはずだ。


それを厭わずにポンプを使ったということは、かなりの常習性があったと私は思う。


このニュースを聞いた時、私は直ぐに俳優の清水健太郎を思い出した。

薬物で三度逮捕された清水は俳優の仕事が無くなり、皿洗いのバイトの
身分にまで落ちた。


見かねた先輩の尽力によって、復帰のチャンスを与えられた清水はその後
首領への道シリーズが大ヒットして、Vシネマの帝王とまで呼ばれるようになった。


どん底まで落ちた苦労や、先輩に対する恩義を思えば二度と薬物に手を出さない
だろうというのが一般の認識だが、清水はその後四度目の逮捕をされた。


清水が何故四度も逮捕されたかを考えると加勢の理由も見えてくる。


私の知人のヤクザに普段薬物を一切やらず、ジャンキーを毛嫌いしている男が居る。

しかし、そんな彼でも、時折シャブ(覚醒剤)を打つ機会がある。


組のNO2の彼がシャブを打つのは他のヤクザ組織との
掛け合い(交渉)に行く時だけだ。


ヤクザだって、ヤクザ同士の揉め事は嫌だし、話がこじれて殺されるのは怖い。


シャブを打って気合、気力、共に十分の状態で臨まなければ
精神的に挫けてしまうかも知れないと不安になる。


掛け合いの場で怖じ気づいたらヤクザとしては命取りだ。
直ぐにヘタレ(根性なし)のレッテルを貼られ、格下のヤクザ達も
上からものを言ってくるようになるかも知れない。


その最悪な事態を避けるために知人は仕方なくシャブを打つのだ。


清水もシャブを打たなければ撮影現場に行く勇気も気力も無く
首領への道での、あの鬼気迫る迫力も出せなかったように思う。


復帰が決まってから又シャブに手を出す時はかなり思い悩んだだろう。
それは、大恩人の先輩に対する裏切り行為だからだ。


しかし、紹介してもらった仕事でコケるのも、やはり先輩に申し訳ないという意味では
同じだし、俳優を辞めたシャブ中の末路は自殺か生活保護しかないと思っただろう。


そして、清水は自殺、生活保護、シャブの選択肢の中からシャブを選んだ。


私の経験ではシャブ中は気が弱く、優しい性格の者が多い。
加勢も見るからにそのタイプで、魑魅魍魎が巣食う芸能界をずるく泳げそうにない。


精神のバランスを崩してしまった加勢は清水同様シャブが無ければ
俳優の仕事を続けられなかったのではと思う。


そうであったら


「薬物なんかで今の恵まれた環境を捨てるなんて」


というのは誤りで、薬物があったからこそ、今の恵まれた環境を築けたことになる。
そうなると、逮捕される事は必要経費みたいなもので、俳優の仕事を続ける限り
清水のように何回も逮捕されることになるだろう。



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