松竹新喜劇 | 人生図書館館長のブログ

人生図書館館長のブログ

人生図書館は、大阪・心斎橋にある
本を中心とした「コミュニティ」です。

昨日と一昨日の週末は

あちこちプライベートを楽しませて

頂きました。

 

まず昨日ですが、

マンスリーでいつもお泊り頂いている

俳優さんが

「田中さん、助けてください。

 千秋楽の舞台の切符が5枚あまったので

 何枚か買ってください」と

お願いの電話がありました。

キャンセルが出て、切符が余ってしまったと

いうことでした。

私は「2枚ならすぐに買わせてもらいますよ」と

お返事をしたのですが、お電話をきってから

あることを思い出して

またすぐに折り返して

「5枚全部買わせてもらいますよ」と

お伝えしました。

その方は喜んで、

「一枚は買ってくださる方があったので

では4枚お願いします」とのことでした。

 

そのチケットで昨夜は

道頓堀の松竹座へ松竹新喜劇の観劇に

行ってきました。

 

私とマンションの入居者さん3人を

ご招待しての観劇で、

桟敷席で優雅に拝見しました。

 

笑いあり爆  笑涙ありえーんの新喜劇を

2幕上演でしたが

二つのお芝居とも

ゲラゲラ笑ってゲラゲラ

最後にはしんみり泣けたりのぐすん

大阪ならではの人情あふれるお芝居でした。

 

中でも二幕目のお芝居は

歌手の川中美幸さんも

特別出演されており

お母さん役なのですが

こんなお母ちゃんおるわなあ~と

いうぐらい親近感のある

おもろいお母ちゃん役で

新喜劇にどっぷりなじんでおられ

素晴らしい演技でした拍手

またトークも上手なので

最後の挨拶ではみんなを笑わせるわ

感心させるはで、なんという才能王冠1

 

すっかりファンになりましたよドキドキ

そしてもちろん、お歌も披露。

お芝居の中ではよさこい節、

そしてご自身の歌

 音譜二輪草音譜と新曲も

 

聞かせますなあ~~~グッド!

 

そして芝居の後は

お誘いしたお客様が美味しい居酒屋さんへ

連れて行ってくださいました。

 

お芝居の話、旅行の話、食べ物の話、

政治の話までいろいろ話に花が咲き

楽しい一杯の生ビール日本酒ひと時でした。

 

マンスリーをご利用してくださっている

俳優さんお二人とそれぞれの御付きの人

お二人も出演しておられて

日頃は気さくな俳優さん方ですが

やはり舞台ともなるとさすがプロ!!

凛とした中にも味のある演技、

感激しながら最後は

ほろりとしてしまいましたぐすん

 

今日、切符を買わせて頂いた俳優さんが

昨日の千秋楽を終えて

東京へ戻られましたが

お芝居のお話をたくさんして

お別れしました。

 

お芝居の切符を

始めは2枚のつもりが

4枚買わせて頂いたのは

父のことを思い出したからです。

 

切符は一枚1万1000円なので、

5枚だと5万5000円になります。

始めは2枚ならだれか興味のある友人を

誘ってと思ったのです。

ただ、その後、

自ら、切符を買ってください。と

お願いしてこられているのと

助けてください。とまで

おっしゃっているので

ええかっこしいの私は

え~~い、5枚買わせてもらおう!と

すぐに思ってお電話をしたのです。

その時、父のことも思い出しました。

 

父もええかっこしいだったので、

人さまから頼まれると

断れずに

任しときなはれ筋肉と言って

引き受けるタイプでした。

お芝居、相撲、各イベント、

神社関係・・などなどのチケットは

常に何枚も請け負って

四苦八苦していました。

もちろん何枚かは、断れない方々に

売りつけていたと思います

が、

(今思うと、売りつけられた方は

 お気の毒な被害者さんですね)

いつも何枚かは自分で買い取ることに

なっていて

自分が任しとき!とかっこをつけながら

自分が自腹を切る分に関しては

ぶつぶつ文句を言っていました(笑)

 

その性分を受け継いでいる私は

任ししとき!と言って買ってしまうのです。

まあ4枚なので大したことないんですけどね。

父は何十枚、

時には100枚請け負ってました。

 

父は、

縁のあった人からのチケットは買い取っても

他の人になかなか買ってくれと言いにくいやろ。

結局自分が買うことになるんや。と。

それでも頭を下げて頼んできたはるのを

断れへんやろ。と言ってたのを

思い出して

5枚なら何とか自分で買えるな。

そして招待できるわ。と思い

買うことにしたのです。

 

正直、44000円も

懐が痛まなかったわけでは

ありませんが(笑)

結果、観劇できてすごくよかったです。

ご招待して一緒に行って頂いた方々も

とても喜んでくださって

44000円以上の価値ありで

おっとさん~~おおきにぃ~~

(新喜劇風に)笑

という気持ちでした。

今度も買うで~という気持ちに(笑)

 

出演されていた川中美幸さんは

千秋楽の最後の舞台あいさつで

「あと30年がんばる」と

おっしゃってました。

 

私もがんばるで~~と思えたし、

やはり大阪人特有の明るさと

軽妙なトークも見習いたいなと思い

とても勉強にもなりました。

 

今日は出勤途中に

「二輪草」を聴きながら来ました。

感化されやすいタイプです(笑)

 

松竹新喜劇は120年の歴史があるそうです。

 

もう若い方はご存じないでしょうが

藤山寛美さんのお芝居は

ほんとに見事でした。

 

新喜劇の良さを再発見できた

素晴らしい一日でした。

 

そして。。。

一昨日の土曜日は

忘年会でした。

今頃?????????

 

それはまた明日書かせて頂きますね。

 

今週もごきげんようお過ごしくださいね。