『浮生六記』に見る蘇州の食事情(6) | 目指せ!2025年中検準1級合格

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おそらく蘇州の人々の繊細さは非常に控えめで、

華やかではなく、妖艶でもない。 

爽やかでエレガント、ピュアでナチュラル。

 今見ると、蘇州で最も保存状態の良い通りは緑豊かで、白い壁と黒い軒があり

気候はさわやか。

 20年前、私は蘇州の街頭で「江南の春は2杯のお茶から始まる」

という広告スローガンを見た。 

的を得ている。

 

2015年の夏、イベントでとある場所に行った。

ある先生はとても熱心で、イベントが終わった後、

潮州のシーフードを食べるために大きなレストランに招待してくれた

(その街は潮州から遠く離れている)。

 何度も何度も断ったが、

いつも「遠慮しないで! 遠慮しないで! といわれ

私自身はご当地に行けばご当地のものを食べたいのに

なぜそシーフードを食べるのか......と思っていた。

 

数日後、蘇州に着くと、

ラジオ局で働いていた蘇州の友人が、

何も聞かずにレストランに連れて行ってくれた。

 

うなぎの餡、もち米の砂糖の蓮、酒、

そして大きな鍋の温かいはぎょの肉と肝のスープが振る舞われた。

 

 

 

 

 

 

 

感動して涙が出て、物質的にも精神的にも

親友に出会ったような気がした。

これこそが、

蘇州の料理にしみ込んでいる

優雅さ、繊細さ、人情なのだ。