『浮生六記』に見る蘇州の食事情(5) | 目指せ!2025年中検準1級合格

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沈復と彼の友人は、花を見て、飲みに行くことを考え

冷えた酒と冷えたつまみを入れた食品ボックスを持って行ったが

全く楽しくなかった。

 ある人は、飲むために近くの場所を見つけるか、

または花を見てから戻って来るのが良いだろうと提案したが、

暖かい酒とあたたかいつまみと花見ほどは楽しいものはない。

 

芸娘はいいことを思い付いた:

彼女は市場で饂飩を売っている、竿で抱えたその人はすべてを揃えていた。

 ワンタン屋を雇うことで、熱い酒と食べ物が揃う。

そして、土鍋を持って行き、お茶を沸かす。 

翌日、皆がこれが実に便利であることに気づいた:

暖かい酒と料理、地面に座って食べる人々。 

隣りの旅行者は横目で見ながら、彼のアイデアは素晴らしいと賞賛した。

 

ちょうど最後に、赤い太陽が西に落ちたとき

沈復はまたお粥が食べたくなった。

ワンタン売りは米を買いに行き、今お粥を炊いたている。

 

ああ、蘇州の人々はやはりお粥が好きだ。

 

その後、沈復は散歩に出かけ、また何か食べるものを探した。

 

春節の清明節に、お墓を掃除しに行ったとき、

墓地の管理人に頼んで、土の中のタケノコを掘り出し、スープに入れて煮た。 

沈復は甘みを味わい、2杯も食べたが、管理人に説教された。

タケノコはおいしいが、心血になりやすいので、もっと肉を食べて溶かすべきだと。

墓掃除に出かけ、タケノコと肉のスープを食べることまで考えるとは。

彼は紫雲洞で涼みながら、岩の割れ目から差し込む日の光を見ていた。

 ある人が洞窟に入ってきて、背の低いスツールをいくつか並べ、

生活用品を置き、ここで酒だけを売っていた。

 

そこで服のぼたんを外し、酒を飲み、鹿肉ジャーキーを味わう。

それは非常に素晴らしく、おいしかった。

そのうえ、新鮮なくわいとレンコンをおつまみに

酔っぱらうまで飲んで、ほろ酔いで洞窟からでた。

- 蘇州と杭州は借景をしながら食事をすることに凝っている、

その名の通りである。

 

彼は仲間と一緒に武陰庵に行き

竹に囲まれたところで飛雲閣を見た。

 四方を山に囲まれ、水平の柱はお城とお堀に見え、

遠くから見ると水辺が天までつながっているように見えた。

 

帆の影がかすかに見える太湖。

 

 窓にもたれかかって下を見ると、竹の先が風に吹かれて、

小麦の波がうねっているように見えた。

こんなきれいな景色を見て

 急にお腹が空いた。どうしよう。

 尼僧院の青年は、おこげをつくろうとした。

それをお茶請けにしてもてなそうとしたが

 沈復は彼に、それを粥に変えるよう言った。

 

またお粥! 蘇州の人々はやはりお粥が好きなのだ!

 

つづく