おひとり様、
と言うと、
生涯独身の人だけのように
思う方がいるかもしれませんが、
例えば、
現在は夫婦2人で生活を
していてもどちらかが先に
亡くなったり、
子供をあてにしていたら
海外赴任して
帰ってこないとか、
老年離婚など、
ある日突然
おひとり様になる可能性は
誰にでもあるのです。
「君子は治にいて乱を忘れず」
と言います。
今は1人でなくても、
誰しもがおひとり様予備軍
だという覚悟と準備
は必要です。
そこで、
今回は、
おひとり様が準備しておくと
安心な契約等をお伝えします。
(1)身元保証契約
おひとり様になると、
一番困ることは、
体調が悪くなり入院する時や、
高齢者施設に入居したいと
思った時に、
身元保証人や身元引受人を
求められることです。
身元保証人とは、
例えば、
本人が入院費や施設入居費
(毎月かかる費用など)が
払えなくなった場合に備えて、
代わりに払ってくれる人
を指します。
一方、
身元引受人とは、
病院や施設で万一亡くなった
場合に、身柄を引き受けて
くれる人のことを指します。
そう言う場合に備えて、
家族・親族がいない場合でも、
お金はかかりますが、
専門の企業や信頼できる知人と
「身元保証契約」をしておく
方法があります。
(2)親の介護を全て自分でしない
おひとり様は、
一人で自分の両親の介護・
看病をしなければなりません。
介護殺人が起こるのは
99%、一人で介護する時です。
おひとり様が
親の介護で疲弊しないように
デイケア、訪問介護、
介護施設などを上手に
利用しましょう。
また、親を胃ろうなどの
チューブ漬けにするか、
食べられなくなったら
餓死を待つのかの決断
を医師から迫られます。
どちらを選んでも
「あの時こうしておけば」と、
後悔するかもしれません。
こういうことを避けるために、
親にはせめて終末医療方針
を確認しておきましょう。
(3)任意後見、施設入居契約
もちろん、
おひとり様は、
自分が介護してもらう番に
なっても、誰も介護や
看護をしてくれません。
万一のその日に備えて、
予め、認知症になっても
追い出されない介護施設を
見つけて契約しておいたり、
在宅を希望されるなら、
地域医療(訪問医師、
訪問看護師、介護士、
薬剤師、リハビリ施設など)
の利用を前提に契約したり、
地域包括センターなどとも
つながっておく必要があります。
また、
財産管理のために
任意後見契約もしておきましょう。
(4)保険、自宅の有効活用
また、
おひとり様は病気などで
働けなくなっても
誰も養ってくれないという
金銭面の不安もあります。
元気なうちに
休業補償や積立年金型の
保険なども検討してください。
もし、
自宅が持ち家なら、
土地を担保に入れ
利息だけを支払い、
死後は清算後に土地を処分
させる前提で、
まとまったお金を得る
リバースモゲージや、
土地を売却して
まとまったお金を得て、
そのまま家賃を払って
住み続けるリースパック
という制度があります。
ただ、
利息や家賃を支払えなくなると
住み続けられませんので、
寿命も踏まえた計画的な
資金運用が必要になります。
(5)墓じまい、死後事務委任契約
そして、
おひとり様は、
亡くなっても、
葬式をしたり、お墓に入れて
くれる人もいません。
確実に無縁墓になる
現在のお墓は墓じまいして、
自分の遺骨と一緒に
合同墓や樹木葬、海洋散骨
などを生前に契約しておく
方法も検討しましょう。
また、
おひとり様は、
自分が死んだ後の事務処理
(死亡届、年金や健康保険の
廃止手続き、持ち家の処分、
銀行口座の諸々の処理、
入院費、未払い入居費などの
清算等)についても、
死後事務委任契約をして
おいた方が良いでしょう。
さらに、
おひとり様の財産は、
生前何も手助けしてくれな
かった国庫に帰属します。
こういう時も、
お世話になった人への贈与、
お世話になる病院や施設、
大学、研究機関、盲導犬協会
などに寄付するという
方法があります。
お金がある方なら、
財団を作る方法もあります。
大変なのは、
おとり様だけではないけれど、
とにかく繋がりましょう。
子供がいるのに
一人で亡くなり、
お葬式もなかったし、
お墓も荒れて放置されている
という話は時々あります。
家督相続がなくなった現在、
血縁だけで安心な時代では
ないのですが、
とりわけ、
おひとり様は、
とにかく色々な人と
繋がっておくことが大切です。
趣味や習い事でも構いませんし、
仕事を辞めても
疲れない頻度で
簡単なアルバイトなら
良いと思います。
出来れば、
町内会や隣組といった
距離的に近い近所にひとり、
いざという時に頼み合える
人を作っておくのが
おすすめです。
また、
近くの地域包括センターや
訪問看護や訪問介護会社、
交番、消防署に、
「もしもの時には
お世話になるかも知れない
ので、お願いします」と、
一言声をかけておくこと
も大切です。
たとえ、
契約していなくても、
覚えて気にかけてくれる
可能性はあります。
何なら、自分で
おひとり様サポートNPOを
作って、自分が利用者1号に
なるという方法もあり得ます。
他には、
あの上野千鶴子が
知らない間に結婚していた様に
結婚という方法もありますが、
どちらが先かは神のみぞ
知るなので、対策には
ならないかもしれません。
長年の介護を通じて得た実体験や
おひとり様として生きてきて
感じた不安や、
不自由な待遇の実体験から、
【おひとり様にも、せめて、
家族がいる人と同じくらいの
安心感を持って欲しい】
と言う思いがあります。
安心は無料ではありませんが
突然の備えとして
大事なものです。
【おひとり様が安心して
暮らせる世の中】
その様な世の中は、
障害のある方や
投薬治療の必要な方も含めて、
みんなに優しい世の中だから。
お問い合わせ等ありましたら、
コメントくださね。
また、近いうちに
公式LINE作る予定です。
©️2023 松宮紀代