1973年にルーマニアで発見された謎の物体が、25万年前のアルミ製品だったというニュースが2016年にありました。

発見当時は農具の一部として保管されていましたが、近年になりルーマニアの研究施設で詳細に調査したところ材質の90%はアルミニウムで25万年前のものと判明しました。

人類がアルミニウムを生産するようになったのは200年前であり、25万年前にアルミニウムの精錬法が存在するはずはないと、何度も測定し直されました。しかし結果に変わりはなかったとのことです。さらに再検査して400~8000年前というデータもでたようですが、それだとしても人類の生産開始よりも遥か以前にアルミが製造されていたということになります。

さて、連載で紹介してきた太古の地球の超高度文明ですが、この文明がなぜなくなったのか、なぜ消えたのか、消滅の原因については自然災害つまり地球規模の大異変があげられるのではないでしょうか。この大異変については、発生年代やその規模など様々な説があります。発生回数も一度や二度ではなく、おそらく何度も起きていたのではないかとも言われています。その中でおそらく事実に一番近いのではないかと思われるのが、月(彗星)の接近です。超高度文明が消失した時の大異変、それは1万5000年前に起きました。

 

5万年前から始まった超古代文明の頃の地球には月がありませんでした。

1万5000年前、彗星であった月が地球に接近し、太陽の熱で火星と木星の間から彗星の氷が蒸発し始めました。蒸発した氷は地球に取り込まれます。大量の水分が何十日にも渡って地球に降り注ぎ、地球は大洪水になり、陸地が沈み、超古代文明もなくなりました。

ムー大陸もアトランティス大陸(の一部)も水の底に沈んだのです。

丸裸になった月も地球に取り込まれ衛星となりました。

人々はどうしたか。とにかく高台に逃げます。水位は当時の地表面から数千メートルは上昇したと考えられます。やがてその水分が地球内部に染み込み、水位が徐々に引き、現在の位置になりました。当時の生活地表面から水位は2000メートル上昇しました。

つまり、水位が4000メートル上がって、地中に吸い込まれて2000メートルまで下がったというようなことです。陸地が地球全体の3分の2だったのが、海が3分の2になりました。この出来事により地球環境が激変しました。

 

・まず陸地であるプレートが水の重みにより動き出します。それまで平地であったのが、あちこちで歪みが発生して山脈ができます。

・大陸が分断され、地震や火山活動も活発になっていきます。

・地球の質量が上がったために重力が強くなり、現在の1になります。そのため大型恐竜は立っていることもできずに絶滅します。人間の身長も縮み始めます。また高山病により寿命も短くなります。

・地球の自転も水分の重みにより、速度が早くなり1日24時間になります。

・衛星として現れた月の影響により、毎日毎日、月の満ち引きにさらされて強烈なストレスが加わってきます。命の危険を感じて、女性の生理が年1回から月1回になります。

・意思疎通はテレパシーでしたが、食料が乏しくなったことにより必死で確保した食料の隠し場所も、心を読まれて簡単にばれてしまいます。そのため自らその機能を封じ込めます。つまりテレパシーを使わないようにその能力を捨てました。

・テレパシー以外での意思疎通が必要なため、言語が活用されます。

・言語だけでは足りないので、記録や伝達用などのために文字も活用されていきます。

 

高度な文明なのだから、すぐに立ち直れるのではないか。

現在の自分に身を置き換えてみてください。今、突然に無人島に連れていかれたらどうなりますか。電話もナイフも火も食料もない。道具を作ろうにもその材料がない。当然、原始人生活になります。当時の人たちも原始人生活からやり直さなければなりませんでした。

3万年前から日本列島に住んでいた原始縄文人。ムー大陸の沈没から日本列島に逃れてきたムー人。もともとは同じ日本人です。この二つの文明人が一つになって縄文人となり、後期縄文文明を築いていったのではないかと思います。

 

一方、日本列島以外に避難した人たちはどうなったのでしょう。

以下、私の推測も入ります。

自然発生したリーダー(指導者)たちは、いったん日本に集合してなんとか生活を立て直していったのではないかと思われます。

そして食料や良い環境を求めて、各地に向かう各隊のリーダーを決めて、それぞれを率いて大陸に散っていったのではないか。

各隊のリーダーに率いられて、白人や黒人などのクローンたちも一緒に移動したのではないかと考えます。

そして移動先の地に定住し、かつての文明の記憶をもとに新たに生活を立て直し、独自の文明をそれぞれ作っていった。白人や黒人たちは、おそらく人種ごとにまとまってアフリカや北欧に定住したのだと思います。この頃はまだ異星人との交流が直にあったので、シュメールやエジプトなど援助協力指導の下、各地の新文明が誕生していったと考えられます。太古の地球連続記事は今回で終了です。次はその文明が次々に乗っ取られていく様を記事にしてみたいと思っています。了