遅ればせながら、あの「太平寿し」のご主人が亡くなっていたと聞いて、驚いた。
3回くらいしか行ってないが、残念なことだ。のどぐろの蒸寿司など、記憶に残るものを出せる人だった。
寂しくなる石川県の寿司界だが、昨年に続いて、2度目の訪問となるこの「あさの川」は元気一杯だ。
元高校球児のご主人は、日本料理にも精通されていて、寿司以外の料理モノのレベルも高い。
金沢市内で、今行くならここかな、と思っている。
清潔な店内。
まずは1月らしい前菜から。
鯛の昆布締めを挽きわり納豆で和えたもの。とてもおいしい。納豆は洗ってぬめりをとってある。
のど黒の焼き物。
白いか。
スズキ科のアラ。粉末醤油で。弾力といい脂乗りといい、素晴らしい。
白ガス海老。ボタンエビに負けてない味わい。
質の良い鯵。
トロはあぶりで。
鮑の練り味噌焼き。
寒ブリの腹のところ。辛味大根で。
白バイ貝。
サバも見事。
穴子。
ナマコ。
のど黒の握り。
東京で座って3万円の寿司屋へ行くより、安いし発見もある。
新幹線に乗って、週末の寿司旅。おすすめだ。