ジビエはフレンチで、という常識を打ち破り、最近は和食でも獣類を出す店が増えてきたように思う。
新橋から神楽坂に移転した「ほそ川」などは、締めに「鹿カレー」なんかを出していた。
ここ「晴山」はずっと前から、岐阜の野鴨料理をやっている。
去年は熊も食わせてもらった。
炭焼きや鍋に留まらず、様々な羽の技法を試してもらいたいものだ。
せいこ蟹。GI表示は、なんだかちょっと滑稽。フランスとかだと天然海産物そのものには用いないはずだけどね。
伊勢海老と蕪の西京味噌椀。見た目は地味だが、味は華やか。エビ味噌の風味が利いていて、甘みとコクが深い。
敦賀の迷い鰹と寒ブリの昆布締め、イカ。
からすみとボラ子の塩漬け。面白い食べ比べ。
白子の飯蒸し。
岐阜の野鴨、胸肉と軟骨なども刻んだつくね。野鴨は野菜を色々入れた漬け汁で前処理している。
名物、カニクリームコロッケ。洋食屋より旨い。
鹿肉の竜田揚げ。うまいに決まっている味付け。
海老イモとアンキモの炊き合わせ。
見ての通り。
毎月のことながら、満足度の高いコースである。
皆さま、どうぞ良いお年を。