「あら皮」などと同じ炉窯を使っている、というのがウリのステーキ屋。
所々に模倣が見て取れるが、しかし磨き上げられた技や行き届いたサービスが味わえるわけではない。
なにせ店主は、まだお若い。
ステーキという、極めてシンプルな料理で差別化を図るには、発展途上のようだ。
鹿児島の野崎牛、だそうで。
前菜は「幻のスモークサーモン」・・・。なにが幻かは分からないが、「あら皮」を模したものであることは分かる。
穴子と茄子、トマトのサフランカレークリームソース。そこそこおいしいが、フレンチとしてみれば、平凡な出来栄えか。
手ほぐしビーフサラダ。コーンドビーフみたいな感じ。
黒毛和牛タン元厚切り炉窯焼き。別注50グラムでコース料金が4千円くらいアップした。
サーロインとフィレの100グラムずつ。
そんなに特筆するほどの焼きではない。
一口カレー。なぜかキヌアなので、大食い連れだと「食った気がしない」と言われる。
あら皮よりもはるかに安いが、それなりの理由がある、という感じ。
今後の成長に期待。