改装休業は結構な期間だったような。
その間、従業員の給料を払い続けて、店を再開。資本力がなければ、できる技ではないだろう。
昔のように、「どうだ!」という感じではなく、どちらかというと控えめなダイニングに変わっていたが、そのうち客も慣れるだろう。
リニューアル後、初レカン。
トウモロコシのポタージュ。
水ナスとマスのアミューズ。
黒鮑のスチームと夏野菜のコンディモン 黒オリーブのジュレ アリコタルべのピュレ トリュフ香る肝ソース。
大仰な名前を付けるだけあって、なかなかの出来栄え。
天然真鯛のバターポッシェ ジロル茸のヴルーテ アプリコットとズッキーニのマルムラード あんずとコニャックの香り。
ソースとなったジロールのヴルーテが、非常にクラシック。
岩手 ホロホロ鳥のヴェッシー包み ヴェルモットソース トリュフのピローと時季茸のボルドレーズを添えて。
バカッと割って、半羽をボリボリ手で食べたいところだったが、ササミのところだけが上品に登場。
残骸はコンソメ仕立てに。手羽とか皮とかも、全部食いたかった。
宮崎マンゴーのベルランゴ ココナッツムース パッションフルーツのソース
このデザートの前に、チーズワゴン。そして後には、デザートワゴン、プチフールワゴンが続く。
サービス、ワインの揃えに至るまで、日本の正しいグランメゾンであった。