クリスマス2016 | 御食事手帖

御食事手帖

主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

12月25日だからといって、今さら浮かれる歳でもないのだが、ごちそうを食べる口実にはなる。

ということで、四谷三丁目のイタ・フレ「ドゥエ・リーニュ」で特別コースを作ってもらった。

 

トリュフのピュレ。たっぷりの黒トリュフと生クリーム、バターを溶かし込んだ、超濃厚なピュレ。すさまじく官能的な味わい。

 

鱈白子、ふぐぶつ、サトイモと春菊を詰めたヤリイカなどに、ショウガのジュレをかけたもの。軽く熟成させたふぐぶつの味が濃く、雲子とショウガの風味がよく合った。

 

オマール、シャントレル、トロンペットが入ったオレキエッテ。活けのオマールから取った出汁が濃厚で、キノコとも相乗。モチモチのパスタが味を良く吸っている。

 

ふぐのロースト。中はちょっと生っぽく、ミキュイに仕上げている。

ケッパーのバターソースが、これまたよく合う。フランス産の甘いニンジンも名脇役。

 

ベキャスのロースト。ソースは鳥などの骨をつぶして作ったビスク・ソース。これが程々の濃度のため、ベキャスの風味を殺さず、持ち味を引き出している。サルミだと消される風味も味わえるソースだ。

 

栗のパイ包み。脇のバニラアイスが素晴らしい。マダガスカル産のビーンズがたっぷり。

 

いや、大満足のコースだった。

高かったけどね。