じっくりと旨いものを食いたいとき、選択肢の一つに必ず入るのが、「アラジン」だ。
秋・冬は、訪れる頻度が、若干高まる。
食材が充実するし、濃い赤ワインも飲みたくなる季節だから。
アミューズにグジェール。「タイユバン」などのと違うのは、中が若干しっとりしているところ。焼き立てなので、カリふわ度が高い。
ウナギとなすの料理。マンゴーとバルサミコ、それにマスタードのソース。ウナギがむっちりとして噛みごたえがあり、とろりとしたナスの食感と相まって、とても良い。
旬のセップ。うまいけど、少ないし高いな。
メインは雷鳥。スコットランド。
内臓を砕いたソースが、直線的でパンチがある。手羽のあたりは熟成による香りが濃厚。中級者以上向けのジビエだろうか。
これがお目当て、と言っても過言ではないグラタン・ドーフィノア。ソースにからめると、実にうまい。
安定した旨さのクラシック・フレンチ。次は、新潟の青首を食いに行こう。