La Nuit Blanche (ラ ニュイ ブランシュ)  銀座 | 御食事手帖

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主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

よくある、ややブルゴーニュ偏重のリストを有するワインバー。それなりの古酒も揃っています。が、お店の良さは料理の方に表れてます。良心的な値段で、不味くなく、しかも深夜3時までOKとのこと。使い勝手は良いですが、ワインを飲むには店内暗すぎるような気がしてなりません。内装の七難を隠すためなのは良く分かりますが・・・。
★★★☆☆


ワインアイテムは600種類と言っていたように記憶しています。
あの狭い店内のどこに所蔵しているのでしょう?不思議です。

確かに種類は多いのですが、ブルゴーニュとシャンパーニュは充実するも、ボルドーは貧相(個人的には賛成!)。フランスは網羅的に揃えていますが、他国のものとなるとイタリアが多少、新世界はあったかな?という感じです。

ワイン=フランスという固定観念、日本人はいつ打ち砕くのでしょうかね。


初めての訪問だったので、お手並み拝見とばかりにグラスワインをあれこれ注文。

初手のシャンパーニュはアンリ・ビリオ。オーナー氏は『神の雫』の愛読者でしょうか。
おいしいけど、発見がありません。

白は、ドイツのリースリング、ベレール・エ・クラルディのシャブリ、ラングドックのルーサンヌ主体のものを順にお試し。
ドイツは甘すぎ。シャブリはミネラルたっぷりでなかなか。シャブリらしい、と褒めたら「こんなシャブリ、他にない」と怒られました。しかし、ドーヴィザとかラブノ―とかって、こんな感じだったように思いますが・・・。

白と一緒に食べたのは、ホタルイカと豆数種のサラダ。
ヒヨコ豆主体のサラダに、鮮度まずまずのホタルイカと海老が入っていて、ドレッシングの味もまずまず。

ホワイトアスパラと筍のローストは、こがしバターのソースで。
量も質も、アスパラの方はイマイチ。筍は、値段にしては健闘している方でしょうか。

赤は、まずヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノを一杯。
値段を聞きませんでしたが、この手の店のグラスワインとしては標準的。

それとラ・シャルボニエールのシャトーヌフ07も飲みました。1500円なり。
これは値段相応、しっかりした果実味で好みのタイプ。
支払いの一部が被災地支援にまわるのだとか。続けることが大事ですね。

赤と合わせて、鳩のミンチをつめたトルテリーニと、子羊のロースト、パン粉にマスタード混ぜて塗ったもの、を食べました。
どちらも旨いのですが、トルテリーニは少なすぎ。子羊も2本だけなので、シェアしたらあっという間に食べ終わります。

まあ、量はともかく、深夜営業で食えるレベルのものを出してくれる店はありがたいですね。
困った時の1軒として、覚えておこうと思います。