Trattoria del Ducato パルマ | 御食事手帖

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主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

ハムとパルミジャーノ・チーズで有名なパルマの町はずれにあるトラットリアです。お店の人は、ガチで英語が通じません。メニューもイタリア語のみ。でも、不思議に心は通うもの。地元民の愛する料理がどんなものかが良く分かる佳店で、料金も驚くほど安いです。
★★★★半☆


パルマといえば、生ハムとパルメザンチーズ。
と言われていますが、個人的にはパルマハムをあまり評価していません。
スペインほど肉にコクがなく、クロアチア(ダルマチア)ほど脂身に旨みが感じられません。
大量生産、大量消費の生ハム。
そんなところでしょう。

パルミジャーノは、ここの特産ですから、他所のものとは代えられませんね。

さて、そんな食の街パルマにちらっと立ち寄りました。
知人が教えてくれたレストラン「Trattoria del Ducato」に直行。
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フロアはおばさん1人。英語は通じません。
ただ、フランス語と似た単語が多いので、私はどうにかなりました。

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エミリア・ロマーナ州の微発泡赤ワイン、ランブルスコで乾杯。

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生ハム等、土地の肉類盛り合わせ。
どれもごく普通だったけど、脂身ラルドはそれなり。

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3種のトルテリーニ。
キノコのラグ―をかけたじゃがいも入り、リコッタチーズとホウレンソウ、それとカボチャ入り。
キノコ&じゃがいもがとびきりうまかった。

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肉のブロードと味わう肉詰めのアニョロ。
これは、まずブロードが澄んでいて、しみじみおいしい。
カツオや昆布でも、肉の骨でも、上手にとった出汁には旨みが詰まってますね。
ついでに、詰め物パスタも良い味。

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肉のラグ―のスペッツレ。
ねじねじのショートパスタは、シコシコモチモチして良い食感。
小麦の香りもなかなかです。

夜があるので、メインはパス。軽い昼食でしたが、土地の味の一端を垣間見た気がしました。