




パルマといえば、生ハムとパルメザンチーズ。
と言われていますが、個人的にはパルマハムをあまり評価していません。
スペインほど肉にコクがなく、クロアチア(ダルマチア)ほど脂身に旨みが感じられません。
大量生産、大量消費の生ハム。
そんなところでしょう。
パルミジャーノは、ここの特産ですから、他所のものとは代えられませんね。
さて、そんな食の街パルマにちらっと立ち寄りました。
知人が教えてくれたレストラン「Trattoria del Ducato」に直行。


フロアはおばさん1人。英語は通じません。
ただ、フランス語と似た単語が多いので、私はどうにかなりました。

エミリア・ロマーナ州の微発泡赤ワイン、ランブルスコで乾杯。

生ハム等、土地の肉類盛り合わせ。
どれもごく普通だったけど、脂身ラルドはそれなり。


3種のトルテリーニ。
キノコのラグ―をかけたじゃがいも入り、リコッタチーズとホウレンソウ、それとカボチャ入り。
キノコ&じゃがいもがとびきりうまかった。

肉のブロードと味わう肉詰めのアニョロ。
これは、まずブロードが澄んでいて、しみじみおいしい。
カツオや昆布でも、肉の骨でも、上手にとった出汁には旨みが詰まってますね。
ついでに、詰め物パスタも良い味。

肉のラグ―のスペッツレ。
ねじねじのショートパスタは、シコシコモチモチして良い食感。
小麦の香りもなかなかです。
夜があるので、メインはパス。軽い昼食でしたが、土地の味の一端を垣間見た気がしました。