




銀座三越12階に、テラス付きの和食屋なんてなかなか良い発想、と思って期待してました。
陽気が良くなったら、一度テラスで一杯やりたい、と。
ただしそれも、料理がそこそこ食えれば、の話です。
ランチ利用だけなので大きなことはいえませんが、昼の菜篭弁当3800円は、質・量ともにがっかりです。
篭に入った料理は、どれもこれも裏さびれた温泉宿で出てきそうな感じ。作り置きの天ぷらなどは、地下の食料品売り場の方がよっぽどマシでしょう。
突出し風の水菜のお浸しも、実に貧相。
ご自慢の白味噌椀も、タネは車麩のみ。
原価率は、いったい何パーセントなんでしょうか。
サービスの女性たちも、すっかりトーヘンボクな対応に変貌し、悪いところだけ老舗料理屋らしさを醸し出しています。
それでもお昼は客足が途絶えません。
お暇とお金のあるマダム族御用達として、営業には困っていないようであれば、なんともめでたい話です。