自宅でラクレット | 御食事手帖

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主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

わたくしごとで恐縮ですが、ラクレットが大好きです。
ステマじゃないですが、日本でも流行らせたいと思い続けているラクレットです。

まず、ラクレット、ご存じですか?
高級フレンチに通い慣れている人でも、意外に知られていない領域です。

ラクレットとは、フランスのサヴォア地方やスイスの牛乳チーズを使った料理です。
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ラクレットチーズは、コンテとかヴォ―フォールとかと同じハードタイプです。

これを、熱で溶かして、ジャガイモ等にかけて食べる「料理」です。
「そんなものが料理か」と侮る人もいるでしょうが、それは食文化を理解しない浅はかな人です。
鮨が料理ではないと主張する田舎外国人と同レベルでしょう。
良いチーズと上質の食材を入手するところからこだわり始めたら、とても楽しい料理です。


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我が家では、男爵イモ(厳選が重要)、生ハムと共に食べます。
ラクレットと生ハムは、神楽坂のアルパージュで購入。


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このようなフランス製のラクレット専用機を使うと雰囲気が出ますが、そうでなくてもチーズが溶ければ、なんでも良しです。
うちのは、テフロンの小皿にチーズを入れて、電熱線の下に入れます(変圧器が必要・・・)。

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溶けるまで、待ちます。

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熱々のジャガイモに、とろけたチーズをかけて食べます。
味の決め手は、チーズの皮。
ここにうまみが詰まっているので、決して捨てないように。

自称チーズ好きの人でも、ラクレット愛好家に出会うことがめったにないのは残念至極です。
フランス料理は、郷土料理の集合体。カネにあかせて、高級店をまわるだけが能ではありません。
食文化としてのフランスを理解したい向きは、ぜひお試しください。