




羽田発の全日空最終便(20時)に乗って、那覇市内につくのが23時。
その時間帯にやっている店はあまたありますが、「これはうまい」という店はなかなかありません。
今回はネット情報にのっかって、自称「ラフテーの名店」を試してみました。

これがテレビ局絶賛のラフテー。
ご覧の通り、煮汁が濃いです。水あめと醤油がたっぷり入ってますね。
これをやると、何でも誰でも好きな味になりますが、素材の味は分かりづらくなりますね。
なるほど皮つきの豚の三枚肉はトロトロに煮てあり、脂もしっかり付いてます。
世俗的ではありますが、不味いとは言えません。

てびち。こちらの方が味加減は優しいです。
とろりとしたコラーゲンがたまりません。てびちをツマミに泡盛をススルのは、沖縄料理の醍醐味ですね。
他にも、世俗店らしく、ちゃんぷる類は一通りそろっています。
ちきなー(辛子菜)のちゃんぷるは、塩がきついですが、定番のシーチキンだけでなくポークのみじん切りも入ってなかなかおいしい。
ひらやちー(沖縄風お好み焼き)は、まるで韓国のチヂミのように、脂たっぷりで揚げ焼きされ、これもまずまず。
そう考えると、店中にテレビ局取材時の写真を貼りまくり、雑誌の掲載記事をパウチしてペタペタしているあたり、まるでソウルの韓国料理屋みたいなところがあるお店です。
深夜1時まで営業してますので、那覇到着が遅い時に、自称名店のラフテーを試してみてはいかがでしょうか。早い時間なら、もっといい店が山ほどありますので、おススメしません。
おっと、とはいいつつも、しかし安易で軽はずみな偏見と差別は禁物です。あくまで自分の足で沖縄を歩き、自分の目と舌で事実を確認することが肝要です。
山将:http://www.yamasyoo.com/