





那覇の港の一角にあるプレハブ建ての食堂。
平日は港湾労働者たちの胃袋を満たす大事な存在です。
肉体労働者向けですから、量はマックス、味も濃いです。
初めての人はシステムが分からなくて戸惑うでしょう。
まず、空席を探すこと。
そののちに、洗い場付近のアンマー(おっかさん)に注文をします。
その時、早口で「〇〇番で呼びますね」と言われますから、その番号を記憶しましょう。
そのうち、その番号がコールされます。
「カツカレー、〇番!!」

すると、こんな感じの、カツがはみ出したカレーを渡されます。席に戻って、ただひたすらに食べましょう。
「とんかつ、〇番!!」

すると、こんな感じの、とんかつが2枚ものった定食を渡されます。
お店にはドギーバックが用意されていますので、普通の胃袋の方なら、夜の分のオカズも同時ゲットできるでしょう。

ソーキそばは、見た目、ごく普通。
でも、大きなソーキが4つも入ってます。

これが波布名物「肉そば」600円。
見事なメガ盛りです。野菜と肉の量が、ハンパじゃありません。
朝抜きで挑戦しましたが、今年も完食できませんでした。
甘めの味付けで好みなのですが、なにせ、そばに辿りつくまでに、相当やられます。
観光地の世俗的沖縄料理屋も結構ですが、庶民の味を知りたければ、一度試してみてください。
暑い厨房の中で、ちょこまかと動き回る働き者のアンマーたちの姿をみれば、沖縄に対する誤解や偏見も少しは減るでしょう。