




「今からじゃ、予約は無理だろう」。
7月の終わり頃、それでもダメ元で電話をしたところ、「はい~、ご予約お受けいたします」と言われて驚きました。
まさかの「あさば」です。
「震災以来、外国からのお客さんはぱったり。日本人の方も徐々には戻ってきてますが・・・」とお嘆きのご様子。
「これは助けに行かねば」ということで、お盆の週末、修善寺へ駆けつけました。
前回訪問の様子はこちら:http://ameblo.jp/jinsei-j-blog/entry-10931915898.html

お宿について、まずはウエルカム冷緑茶。
夏のお菓子は、水まんじゅうでした。

もちっとした食感。甘さ抑えめのアンコが、なめらかにノドを滑り落ちていきます。
露天風呂、大浴場と温泉を堪能。滝の水音を聴きながら、ゆっくり読書。ひぐらしの蝉しぐれが心地よい中で、午睡に落ちました。
目を覚ましたら、もう晩ご飯。

お膳には、トコブシの衣揚げが鎮座してました。

無理して不味い鮑を使うより、トコブシで十分です。冷えたビールに良く合う。
それにこの器、かわいいですよね。

こちらは、もろこしのすり流し。
甘いんです。自然の甘さが何とも言えません。これは秀逸。

浅い桶で登場したのは、「葉月盛肴」。赤ハタの卵巻き、マコモタケのきんぴら、うなぎの柳川を寄せたものなど、全7品です。

これは変わってました。クジラの脂、いわゆる「おばけ」を牛乳などで固めたもの。珍味です。

「あさば」得意のお部屋で熱々シリーズ。
今回は、「鯵たたき吸鍋」です。

美人の仲居さんが、鯵タタキをつみれのようにして銀のお鍋に投入。

一煮立ちしたところで、すぐに引き上げます。刺身でいける鯵、とのこと。

これは、お出汁が大変上品で素晴らしい。鯵も臭みがなく、白ネギとの相性も抜群。
非常に優れたお椀ものになってました。
続きは、次回のブログで!