フランスの3つ星レストラン&オーベルジュでは時々連泊しましたが、やっぱり温泉宿は格別です。
さて、二日目の夕食。

まず、たたみいわしと万願寺。かわせみの器がかわいいですね。


初手は、クルマエビの熱々トマト餡かけ。
どこかイタリアンの雰囲気が滲む料理です。トマトの甘酸っぱさが、クルマエビとマッチ。


前菜はまたまた和洋折衷。
マンゴーと生ハムがあったり、フォアグラがあったりするかと思えば、かんずりを効かせたこんにゃくも。ここの前菜は、本当に楽しい。
サザエのエスカルゴバターも、シャンパンに良く合いました。



お造りは、大間のマグロと伊勢海老。
福島産の魚が使えないのは、つらいですね。

こちらは貝柱の飯蒸し。料理の温度が変化すると、食べる方は飽きませんね。


お椀は、カマスとトウモロコシ豆腐。トウモロコシを擦って、寄せているのですが、食感が面白く、味も程よい甘さで、出汁と合います。なかなかの力作料理でした。

8月の一押し料理「利尻のウニの水晶盛」。
たっぷりのウニの下は、出汁を含めたナスと冬瓜です。京都のウニナスの進化形といっていいでしょう。これまたシャンパンにぴったりでした。

食事は、天茶そば。しこしこと良いそばでした。

シャンパンは、持ち込み。パイパーエドシックのプレステージ。ベースの白ワインはムルソーのような力強さ。最初はキャラメルやイーストのような香りが強いのですが、落ち着くと上質のシャルドネ特有のミネラル感が出てきます。
2夜続けて、贅沢を堪能しました。