




正調リヨン料理が食べられる店「ワキサカ」。結構好きです。料理人に頑固なポリシーを感じます。
フランスで食べられている正しい料理が食べたければ、ここはおススメです。
久々の訪問となりましたが、「男フレンチ」は相変わらず健在でした。
前菜で頼んだ「リヨン風サラダ」は、サラダなのにガツンとくる量。
2人で分けてちょうどいいです。
たっぷり入った鳥ハツや肝もさることながら、ルッコラも新鮮で香り高いものを使っています。
温前菜として「アンドゥイエット」(豚モツのソーセージ)に初挑戦。これは驚きの素晴らしさ。腸詰の中がものすごくジューシーで、本場フランスでもお目にかかったことがない質感。これは病みつきになります。モツの処理も上手なんでしょう。風味はちゃんと残しつつ、臭みは消してます。
メインは、「ホロホロ鳥のファルシ」。コメやフォアグラを詰めた料理です。これは普通のレベル。ただ、ボリュームはあります。
もうひとつは「バベット・ステーキ」。ハラミではありません。これは店主が異常にこだわっているようなので、間違ってもハラミと言ってはいけません(たしか「カイノミ」と言っていたかな)。普通バベットはしつこくな赤身なのですが、この日はなぜか強烈にサシが入ってました。珍しく小さいポーションだったので完食できましたが、結構パンチがありました。
デザート2品(ピーチメルバはうまかった)とハイネケンの生ビール2杯、白赤ボトルワイン(合計1万6千円分くらい)で、合計3万2千円ほどですから、コストも悪くありません。
立地と周辺環境は極めて微妙です。ま、それゆえ界隈では唯一まともなフレンチですから、この辺で食事を考える方にはおススメです。